第15話 第15話 永正2年(1505)牛
この作品は歴史的な史実とは別次元の話ですので、
全て私の妄想・非常識・変態の展開ですが今後ともよろしくお願いいたします。
ンモー…モー…… 外から、牛の鳴き声がする。…相模屋さんが牛を2頭連れて来た。牛小屋は完成していたがログハウスの事があり今日ご対面する事になった。
「食べないから…よろしくね!」と言って少し小柄な牛ちゃんを軽く撫でて木の柵内に放牧した。安蔵君にお世話してもらおうかな!
この村は、来月から工房が四件建つ。ガラス工房・弓工房これはコンパウンドボウの完成品の組立工房で機密保持の為、部品を別工房で作っている。
蒸溜器具や樽等の酒関連の工房。樽に関しては図面と部品を渡して外注だ。
消毒アルコールの工房は蒸溜器具があれば即出来るから問題なしだが、危険を伴うから別扱いだし、使い方で、簡単な兵器や燃料にもなる。
一番大事な醤油だ!これはレシピを春さんに渡して一番で作ってもらう予定だ。それと、本格的な純米酒のレシピを渡した。これは純米酒を基本に純米吟醸酒と純米大吟醸酒の基本的なレシピと安価な吟醸酒のレシピだ。蔵元なら酒に関しての情報は極秘だ、俺がなんの躊躇なく渡したレシピを見た春さんはその場でへたり込んで
「こんな極秘事項もらっていいのかい!」
「いいですよ。一番は醤油ですから、それと、みりん、次に純米酒ですよ。」
酒や醤油はバカ売れするだろう。多分、京まで売れる大変な利益になるだろう。だから、春さんの敷地で酒や醤油その他製品を管理する。
後は食品工房、ここはパンや麺、肉加工品と乳製品加工もやります。各工房に5から10人配属なり、警備員の20人入れ約50人分の家と食品加工房の脇に食堂も作り村から町に変わりつつあります。
初めの要望がコンパウンドボウだ。村の弓工房と村以外各工房4カ所を、材料を与え加工する簡単な単純作業を生産して数に応じたお金を支払う。各工房共、何を制作しているか解らないと思う。それと、食品工房だ。今後人数に応じて重要案件だ。もちろん俺自身にとっても!・・・
数カ月が過ぎガラス工房ができて酒工房は最後になった。銅の加工する為の広い場所が必要と加工技術の指導もあり最後になった。
相模屋さん配下の引退した風間(風魔の乱波)の方達は忠誠心が高く優秀な人材が集まってくれたようだ。
警備の人は北条家から信頼の有る家臣の中から武の者を選抜され5人組の交代制で勤務している。特別に上級品より少し切れ味の良い刀を支給した。この刀の噂知っている者は激しく感動していた。ここの警備員は元服したてが中心で能力に応じていずれ別に移動する事になり、また新しい人材が補充される予定だ。今は、同年代で跡継ぎでもないので気さくな付き合いは、前世で隊での集団生活のような雰囲気だ。
俺も警備員と運動兼ねて、修練に参加している主に素振りと隊の時の柔剣道や格闘術など怪我をしたくないので、ほどほどにしている。
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