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第一章 犬首岬

長年心にあたためていた海洋ファンタジーです。

どなたかの琴線に触れることができれば嬉しいです。

まずは第一章をお楽しみください。

 少年は岬の崖っぷちにいた。

 着ている学生服はまだ新しく、今後の成長を見込んで作られているために少し大きめだった。

 少年の住む漁村の外れにその岬はあった。海抜十メートルの場所に大岩が張り出している。目も眩むような高さから下を見ると、白い波飛沫が激しく踊っていた。

 岩の周りには木々も少なく、人工的に作られた落下防止の柵もない。危険なため立ち入り禁止の札がかけられているのは少年がいるところから百メートル余りも後方である。自殺の名所という不名誉な呼び名まであるこの岬は、犬の首のような形をしているところから犬首岬と呼ばれていた。

 村人のほとんどは近寄ることのないこの場所に、少年は慣れているようだった。すぐ下には渦を巻きそうなほど波が荒れ狂っているのに怯えた表情ひとつ見せない。それどころか妙に嬉しそうな目をして波のしぶくのや水平線の彼方の船を見遣ったりしている。

 やがて少年は地面に尻をついて膝を抱えた。

 四月の末とはいえこのような場所は海風が強い。突然吹いてきて帽子や持ち物を飛ばされたりよろめいたりするのは日常茶飯のことだ。

 ざわっと空気が鳴って少年の黒髪を煽ってゆく。剥き出しになったその顔には涙の跡があった。 

 少年の名は潮干(しおびき)一平。もうじき十三になる。先月小学校を卒業して、地元の中学校に通い始めたばかりだ。そして今日は彼の父親の四十九日の法要の日だった。

 三月の初めに一平は父親を亡くした。病死だった。母親は六年前に他界していた。それも彼が小学校に上がる間際のことだったので、彼には入学祝いというものを楽しく祝ってもらった記憶がない。

 漁師であった父はちょっと変わっていた。

 そもそもはこの村の出ではない。容貌も、目の色といい顔立ちといい、どう見ても日本人ではない。父の(まさる)は漂流者だった。

 十四年前のこと、この村の浜辺に1人の若者が打ち上げられていた。見かけない服装をし、短剣を帯びていた。靴も靴下も履いていない。真冬だというのに衣類の素材は薄く、半袖に近かった。

 異国の船が遭難して流れ着いたのだろうと人々は憶測した。

 しかし、漁師たちの手当てにより意識を取り戻した若者は人々の疑問に答えることはできなかった。言葉がわからない上に、どうやら記憶まで失っているらしかった。

 警察や海上保安庁などに情報を求めたが、それらしい事故の報告はいつになっても届いては来なかった。

 あまりにも心許なげな若者を不憫に思い、当時の漁協の組合長が彼の保護を申し出た。漁協の組合長とはいえ、そろそろ足腰も弱り、漁からの引退を考えるような年となっていた。彼には後を継いでくれる息子がいなかった。妻には先立たれた。二人いる娘のうち、姉の方を隣家に嫁に出していたので、妹娘と二人で生活をしていた。

 若者と組合長の娘は当然の成り行きのようにお互い惹かれ合っていった。自分の仕事の後を継いでくれるという若者を、組合長は喜んで娘婿にと招き入れた。そして生まれたのが一平だった。

 一平の祖父に当たる組合長は、娘の結婚を見届けると、安心したかのようにこの世を去り、その娘も数年後に他界した。そして今回一平は、父親と二人きりの気楽でちょっと変わった生活にも終止符を打たなければならなくなった。

 家族を失った一平は伯母の佐々木の家に引き取られた。伯母のさえ子にとっては一平はたった一人の可愛い甥っ子である。たまたま同じ年に生まれたさえ子の子、つまり一平のいとこは双子の男の子であり、三人は赤ん坊の頃から預け預けられて兄弟のように育ってきた。一平には、一卵性双生児であるため外見が瓜二つであるいとこたちも、全く別個の人間であり、周囲の者が区別できないとか間違えるとかいうことこそ理解できなかったくらい、近しい存在だった。

 伯母のさえ子は一平が新たに家族として加わることには何の抵抗もなかった。勿論不憫だと思いもし、悲しませないようにと気を遣いもしたが。

 風邪をこじらせて死出の旅についた父親のことを思い出す度、どうしても涙がこぼれてしまう。子どもであり思春期間近でもあるこの時期、泣くなという方が無理だし、かと言って泣き顔を見られるのも恥ずかしい。

 一平は法要を終えるとこの岬に逃げてきたのだ。一人でゆっくりと父の思い出に浸りたかった。誰にも気兼ねせずに声をあげて泣きたかったのだ。

 一平は学ランを脱ぎ捨てた。その下のワイシャツも脱ぎ、ちょっと迷ってからスラックスも脱いだ。脱いだものをざっとまとめると、靴下を突っ込んだスニーカーを乗せて風に飛ばされないようにした。

 トランクス一枚の姿で一平は海へ飛び込んだ。十メートルの落差をものともせず、一平は全く躊躇しない。ジャンプが弧を描いた後は、真っ直ぐに伸ばされた手足は一直線だ。飛び込み選手のように美しいフォームだった。

 やがて水音がして一平の身体は海に飲み込まれていったが、しぶく波の音とうねる波はすぐまた何事もなかったようにいつもの顔を取り戻した。


 一平は海の中を潜って行った。一平の飛び込んだ場所が浅瀬ではないことはずっと前から心得ていた。

 彼の特技は飛び込みだけではない。潜水もそうだし、言うまでもなく泳力も力強く、早い。今年入った中学校では、一平が入学してくるというので水泳部の顧問が手ぐすね引いて待っているという。それほど彼の泳ぎに関する能力は傑出していた。

 この才能は父から受け継いだものらしかった。

 実はこの二人は水の中でも息が苦しくないのだ。いや、息ができると言った方がいいかもしれない。

 そのことは二人だけの秘密だった。一平の母であるさよ子だけは薄々気づいてはいたが、それに関しては夫にさえ口にしたことはなかった。

 とにかく水の好きな子だった。はいはいができるようになると、ちょっと目を離すとすぐに水場か海の方に行ってしまう。誤って水風呂に落ちそうになったことは何度もある。しかし、実際に落ちてしまっても、溺れるどころか嬉しそうにバシャバシャと体中を動かして遊び出し、却って元気になるような赤ん坊だった。小さい頃はおとなしく湯に浸かっていたが、長じるにつけお風呂を嫌がるようになり、小学校に上がる頃には入浴はシャワー__それも冬でも水である__だけで済ませるようになっていた。父親と同じだ。

 漂着したのなら、恐ろしい目にあって海を毛嫌いするようになってもよさそうなものだが、一平の父にはそんな思いは微塵もないようであった。理由はわからないが無性に海が懐かしい。時折海に呼ばれているような気さえする。彼は自然と漁師たちの仲間に入って海へ出るようになった。

 彼の漁の腕前はめきめきと上がった。素潜りが得意なことを発見した彼は、海女に混じって海底の牡蠣やサザエをいとも簡単に見つけたり、銛を使って多くの魚を仕留めたりするようになる。いくら潜っていても苦しくならないことは言葉ではうまく伝えられない。他の者が五分以上潜っていることはないので、彼もそのくらいで海上に戻ることにしていた。日本の言葉がわかるようになっても、彼は敢えて他人にはそのことを話さない。本能的に禁忌なことと感じ取っていた。

 生まれた息子がどうやら自分と同じらしいといち早く勘づいた彼は、息子が物心つくと、水の中で息ができることは決して誰にも喋ってはならないと固く言い含めた。一平は不思議に思いながらも敬愛する父の言をしっかりと守る。

 そのうちに、それは自分と父が他の皆とは違うからなのだということに気がつくようになる。兄弟のようにして育ったいとこは潜水では一度も一平に勝ったことがなく、いつも海上に戻った時にはひどく苦しそうなのだ。いとこだけではなく、他のどの子どもを見ても、どの大人を見てもそうだった。母でさえもその例外ではない。

 ある時一平は父に訊いてみた。なぜなのか、と。

 父は哀しそうに首を振った。

 __それは自分にもわからない。が、これだけはわかる。そのことは絶対に他人に喋ってはならない__

 父のなくしてしまった記憶の中に何か重大な秘密が隠されているのだと、一平は感じ取った。

 いつかわかる日が来るのだろうか?いつになったら、父は自分の過去を思い出してくれるのだろう?

 そういう悩みを抱えてしまった一平は、他の少年たちとはやはりどこか違っていた。傑出した泳力とは別に、その性格にもそれは現れた。ただ無邪気で明るいやんちゃな子どもらしさというものは、一平の身からは随分と早くから失われていた。

 加えて身体の成長も早かった。身も心も、他の子よりずっと大人に近付いている。

 が、子どもはやはり子どもだった。唯一の理解者であり、頼れる人だった父親に死なれて悲しむなという方が無理というものだ。一平は誰一人いない海の中を、時間など気にせずにひたすら泳ぎまくった。涙は溢れてきてもすぐに海水が洗い流してくれる。


 しばらく泳ぎ回って気が済み、そろそろ帰ろうかと浮上を始めた一平は、海上に見慣れぬものが漂っているのを見つけた。下からではよくわからないが、何だか赤っぽい。一瞬人間かとも思ったが、海藻のようにも見えるし魚のようにも見える。

 そばへ近づいて驚いた。

 こんなものは初めて見る。

 アザラシのような尻尾に、人間の子どもの身体がついていた。白人のように透き通った肌をした女の子だ。まだあどけない。死んだように目を瞑っている。不思議な珊瑚色をした髪の毛がゆらゆらと波間にたなびいていた。

(人魚?…)

 そんなものが実際にこの世にいるとは考えられなかった。そんなものは昔の人の空想したお話だ。子どもに乳をやるジュゴンをそれと見間違えたのだという話も聞く。

(人形かな?)

 そうも思った。

 しかしどう見ても作り物には見えない。尻尾は無数の細かい鱗に覆われているし、肌には産毛が生えていて血の通った色がある。臍や乳首はなかった。

(やっぱり魚なんだ…)

 と、一平は思った。それらがないということは少なくとも哺乳類ではない。

 が、首から上はどう見ても人間である。七歳くらいだろうか。ぽっちゃりとした丸顔も、その造作も、全体的に小さい。

 生きているのか死んでいるのか、それすらわからない。死んでいるのなら哀れでもあり気味も悪いが、生きていればいたでどう対処すれば良いのかわからない。思いあぐねてしばらく眺めていると、人魚が微かに身動きした。波に洗われる目元がひくひくと動いた。

(あ…動いた…)

 生きてるんだと思うと余計に目が離せない。

 人魚の目が開いた。

 一平の顔にその焦点が合った。

(なんてきれいな色…)

 人魚の瞳は青かった。空の青とも違う。海の青とも違う。深いが明るい、不思議な吸い込まれそうな目の色だった。

 人魚は一平の顔をまじまじと見ると鼻をひくつかせた。

 急に身をくねらせて尾を振ると、顔だけ出している一平の首っ玉に二本の手で抱きついてきた。

「わっ‼︎」

 一平は慌てた。

(なんだなんだ?なんだってんだ?)

 人魚が耳元で何か言っている。高くて幼い声。愛嬌たっぷりのイルカの鳴き声を思い出した。

「パパとおんなじ匂いがする」

日本語ではなかった。

 聞いたこともない異国の言葉だった。

 なのになぜか一平にはその意味がわかった。

「ねえ、パパはどこ?ママはどこ?」

 人魚はまた言った。

(なぜだ?なぜボクはこいつの言葉がわかるんだ?)

 一平は自分で自分に驚いた。また、疑問が一つ増えてしまった。

 水の中での息のこと、泳ぎのこと、父が死の間際に残した言葉のこと、そしてまたこの言語…。

 一平の父は亡くなる間際にこう言ったのだ。

「一平…強くなれよ。何事にも揺るがない、強い心を持て。そしていつか帰りつけ。おまえの故郷に…」

変なことを言う、と一平は思った。故郷っていうのは生まれた場所のことじゃないのか?ボクが生まれたのはこの村なのに、と。

「父ちゃん…」

 訊こうとする一平に父は黙るよう目配せして言った。

「オレは思い出した…。トリトニア…それがオレの故郷だ。そしておまえの…」

 ―故郷でもある―

 父はそう言いたいのだ。だが、その先を口には出さなかった。

「…ラサール…」

「え?」

「…それがオレの本当の名だ。一平…オレは海になる…。海になってずっとおまえを見ていてやる…。だから…オレの身体は地面に埋めないでくれ。灰であっても…必ず海に戻してくれ…。頼んだぞ」

 そこまで言うと父は目を閉じた。一平の掌の中から父の手の力が抜けてゆく。

「父ちゃん!」一平は叫んだ。「やだよ…死んじゃやだよ…。何わけわかんないこと言ってるのさ。元気になって、また競争しようよ。父ちゃん…」

 一平の懇願ももう父の耳には届かない。命が燃え尽きる刹那に、父は自分の過去を思い出したのだ。が、多くを息子に伝える時間は彼には残されていなかった。

 トリトニアとラサール。聞きなれない二つの名前を一平はしっかりと脳裏に刻みつけた。いくら知りたくてももう父は喋ってはくれない。声を聞くことは二度とない…。


 ―くすん―

 鼻を啜り上げる音で、一平は己の想念から引き戻された。

 目の前で人魚の少女がぐずり始めていた。

「…トリトン…じゃない…の?」

 半べそ顔で人魚が尋ねる。

「トリトン?」

「パパとおんなじニオイするのに…トリトン族じゃないの?」

「……」 

 一平は返答できなかった。

(トリトン族だって?そんなもの、見たことも聞いたこともないや)

 でも、その言葉の響きはなぜかとても懐かしいような気がした。この人魚の放つ香りも、知っているような気がする。

 ―トリトニア―

 一つの言葉が頭に浮かぶ。

 そうだ。父の言っていた地名に似てるんだ、と一平は思った。この匂いもなんだか父を思い出させる。

「迷子か?おまえ…」

 人魚の言っている意味はわかったが、その言葉をすらすらと喋ることは無理のようだった。人魚の方は一平の言葉が全くわからない。

「???」

「おまえ…なんて名前だ?」

「??」

 一平はため息をついた。どうやってコミュニケーションをとったらいいんだ?

「ここどこ?パール、おうちに帰りたい…」

「パールっていうのか…」

 人魚が喋りさえすれば一平には理解できるのだ。それなら、なんとかして喋らせることだ。

 わからぬ中にも、一平の言葉の中にパールという自分の名を聞き取って、人魚は笑顔を見せる。

(かわいいじゃないか…)

 思わずこっちまで微笑んでしまいたくなるような愛くるしい笑顔だった。

「ボクは一平だ。イッペイ」

 自分のことを指差し、一平はゆっくり発音した。

「イッペイ?」

 自分の言ったことを繰り返す人魚に、一平は大きく頷いた。

「おいで…」

 一平は人魚を手招きして泳ぎ出した。少女はついてくる。

 もうひとりぼっちはいやだった。散々探し回っても誰も見つからず、疲れ果てて眠りこけていたところだったのだ。

(あそこがいいい…)

 一平が少女の避難場所に選んだのは、犬首岬の根元にある小さな洞窟だった。昔地上で穿たれて沈んだものが隆起したのだろう。入口の径が二メートルほどの穴がそこにあった。中は意外と広い。大人が二十人くらいは立って入れる。但し、そこへは満潮の時でないと入ることはできなかった。しかも波が荒いため、船では近づけない。

 一平はいつも泳いでここまで来ていた。干潮の時でも構わず岩壁をよじ登って洞窟に入り込んでいた。満潮の時でも海面より一メートルは高い場所にある。

 ここなら誰も近づかないだろう。

 一平はその洞窟にこの人魚を匿おうと考えていた。

 実際にはいるなんて考えられない生物だった。未知のことだらけで何をどうしたらいいのかわからないが、このまま放ってはおけない。こんなに小さくて頼りなげで困っている少女を見捨てるなんて一平には出来そうもなかった。

 そのうち親が探しにくるだろうとは、なぜか全く考えつかなかった。

 一人きりで生きてゆく力が備わっているようにはどう見ても見えない。

 多分、海の生物なのだろう。だが、こうして海上で話ができるということは、イルカや鯨と、同じような肺呼吸をしているのだ。だったら、危険な奴がうじゃうじゃしている海の中にいるよりも、あの洞窟に潜んでいる方が安心だ。そして陸上には、鮫や鯱などよりももっと始末に負えない人間がたくさんいる。到底、家に連れ帰って隠し通せるものではなかった。

 人間に見つかれば、おそらく見せ物にされるか研究施設でモルモットにされるか、下手をすれば解剖されてしまうかもしれない。こんな幼けないかわいい子を、人魚だというだけでそんな目に遭わせる片棒を担ぐのは真っ平御免だった。

 一平は人魚をおぶって崖をよじ登った。人魚は体長百二十センチぐらいだったが、流石に抱いたままでは登れない。海の中ならともかく、地上では重力の影響をもろに受ける。

 洞窟の中は湿っぽい。そこかしこに潮溜りがある。

 一平は人魚を下ろして言った。

「ここなら誰も来ない。うちがわかるまでここにいればいい。ボクが毎日来てやる。一緒にお父さんたちを探そう」

 一平は人魚の目をしっかり見て言い聞かせた。言葉がわからなくても、心を込めて言えば少しは伝わるだろう。そう思った。

「パール、ここにいればいいの?」

 人魚が一平の心を汲み取って言った。思ったより賢い。

「そうだ」

 一平は頷いて答える。

「わかった」

 素直に人魚は頷いた。


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