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浦川 日歌里ノウラジュウニシ【side:H】

歴史に名を残す役者は語る

作者: 日浦海里

第一人者であるということを

誰かに気付かれてはならない

比類なきものであることを

誰にも悟られてはならない


他人に恐れられてはならない

他人に疎まれてはならない

他人に妬まれてはならない


皆に望まれなければならない

皆に支えられなければならない

皆を支えなければならない


先達を敬い

後輩を尊び

己を滅し

国に尽す


私は私であるがゆえに私ではない

私は皆が望むゆえに私である


私は皆が祭り上げてくれるがゆえに

誰よりも知られた1人である

しかし

私は皆が祭り上げてくれるがゆえに

誰かと同じ力しかない1人である


私は皆を代表する第一人者である

ゆえに

私は誰の特別にもならない唯一人者である


あらすじの台詞回しは

意図的に変えてあります

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― 新着の感想 ―
[良い点] うふふ♪ うふふ♪ うふふのふ〜♪ コレはまた中々に心憎い詩ですね〜♪ [一言] ……さらば、戯れ句をひとつ 道半ば 手折る百合得す 換え去るの 石接ぎ葉月 会う愚衆とす み…
[良い点]  まるでチャップリンのような……  事を成す為にピエロを演じ、演じたピエロを必要とされる事を成す。  最近だとMRビーンもですが、日本で言えばノッポさんでしょうか。  今、一番近いのはさ…
[一言] いわゆる「英雄」というのは作られるものなのかも知れない、とこの作品を読みながら思いました。 そのレッテルを剥がせば同じ人間のひとりでありながら、そのひとだからこそなれる存在。英雄の心の内を覗…
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