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別々に昼飯
授業中、川村は横西を見つめていた。
安達は横西から眼をそらしていた。
チャイムが鳴り、一時限目の授業が終わった。
安達は横西を睨みつけていた。
石岡が「ようよう御両人。朝からケンカかい」と言うと安達は「あんた関係無いでしょ」と言った。
二時間目は世界史の授業で真鍋が教壇に立った。
授業が終わると安達は真鍋に熱心に質問していた。
昼休み。
川村と安達は自分の席で弁当を食べていた。
「ようよう御両人。別々に昼飯食うとは珍しいね」と石岡が言うと二人は無視して昼飯を負えた。