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川村と別れようか?
安達は家に帰り自分の部屋に入ると鞄を置き、机に座向かった。
宿題のため、教科書を開いても、川村と横西、真鍋の事が頭から離れない。
(川村君は本当に私の事が好きなのか?)と気になって仕方が無い。
一年交際していても川村の態度は変わらない。
たまたま自分に付き合っているのか、と思う。
そこに現れた横西に川村は気があるのか、と思えた。
川村に対する気持ちが離れる一方で真鍋の男らしさに引かれて行く。
安達はスマホを手に川村に電話したが出ない。
(もう川村と別れようか)と言う思いが安達の頭によぎった。