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異世界ダンジョン攻略記 ~幻想と冒険と色々な迷宮でファンタジーなRPG的世界で攻略する~  作者: 仮実谷 望
第四章

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73 暴魔の暗黒竜王

 俺はひたすら敵を粉砕していた。


 現れた敵は斬る。殺す。倒す。


 何度だって倒してきた。世界を混沌から救うためにとかそんな大それた理由はなく。仲間を守るために。新しい景色を見たいがために。


 世界を恐怖に陥れる存在が現れたらどうするのかと聞かれると倒すとしか言えない。


 今も目の前に凶悪そうなドラゴンが存在する。


 それをただ単に破壊するのが俺の役目だ。


 俺は仲間を守りながら戦うのは苦手なんだ。


 だから仲間も強くないといけない。


 弱い仲間は見捨てるまでは言わないが、少しだけ同情して一緒に鍛えてやる。


 最強の自分を見つけてきて世界を回ろうと思う。


 暴魔の暗黒竜王が何だ。


 この程度の敵は滅ぼすに限る。


 俺は修羅になった。


 味方の注意を引き付けて俺が最強になる。


 破壊形態になるだけで敵を粉砕できる。


 そしてバカでかい破壊力で敵を切り裂いたのだ。


 残虐破壊斬で全てを粉砕した。


 暗黒竜王は死んだのだ。


 だがマッドナイトと呼ばれる狂った騎士が俺の首を刎ねようとしたがすんでで躱して破壊した。


 そんなこんやで88階層に到達していた。


 レムの木のようにまっすぐと伸びていく大きい巨大な木が一本生えていた。


 神殿のように大らかで神聖な雰囲気の場所に出てきてしまった。


 木の下には魔法陣のようなものが描かれており、そこに立つとふわっと浮いた。


 緑の樹木の上に何があるのか不思議だった。


 ワープしたのか、いつの間にか木の上にいる。


 そこはふわふわと光が浮いてある景色というか星の輝きがあった。


 生命の導きがあるような感覚でこの樹木の精霊の声が聞こえそうだ。


 そしていつの間にか90階層に来ていた。


 いよいよ大詰めといったところだった。


 ミヤもマホもリルも冬十朗も組秋も一緒だから怖くない。


 限界を超えて戦ってきたからだ。


 この塔を攻略した暁には……何が貰えるんだろう?


 報酬はクリアした冒険した軌跡とかかもしれない。


 でもやるにはやるんだと思ってきた。


 せめてもの情けか……ここまできたんだから最後にはびっくりしたことが起きて欲しい。


 俺たちは先を急いだ。この結末は何が起きるのか不安だったが期待もあった。

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