70 念力の蜥蜴人
74階層の敵は世界を破壊するほどの敵だった。
組秋は初めての割にはかなりの動きだった。
縦横無尽に動き回り、大剣を優雅に奮うのだ。
重さをものともせず怪力で覇道を自負する。
バブルスライムがバブル光線を放ってきた。
組秋はそれを回避して大剣を奮う。
バブルスライムが朽ちる様に果てた。
そして74階層は少しだけ強力な敵が出てくる。
罪鬼が出現した。
マホがファイヤルボムを放つ。
憤怒の炎は世界を燃やし尽くすほどの威力で爆滅した。
罪鬼が棍棒を振ってリルを狙い撃つが、大丈夫だ。
リルが拳に極大の闘気を充電して敵を拳で射抜く。
罪鬼は腹を殴られて口から血を噴出した。
「ゴガアアアアアアア!?」
「なんだもう終わりなのかよ」
そして罪鬼は倒された。
なかなかの強敵だった。
戦闘もあまりないので周囲の動きには注視して少しだけ世間話した。
「しかし組秋は身体能力高いよな?」
「そうか? 俺は当潜のほうが圧倒的に素晴らしい身体能力だと思うけど」
「そうですね当潜様のほうが動きは上です」
「でも確かに組秋さんも凄いですね初めてにしては凄いです」
「そうでござる。組秋殿は歴戦の戦士のように動きが鋭いですね」
「まあ一応テニス部入っているからだと思うけど」
「テニス……? とはなんですか?」
「ラケット持って弾を打ち合うスポーツだよ」
「そのような……競技があるんですね驚きです」
「当潜様の住む世界に行ってみたいですね」
そんな雑な会話を少々。
75階層に向かうことになった。
冷淡な氷道が見えた。
自然な氷道は寒空の果てを見えるほどだった。
アイスパペットが3体出現した。
不思議な踊りでこちらの魔力を吸い取ろうとしてきた。
がマホがサンダルボムで感電して倒した。
75階層はバス樽とかいうよくわからない敵も出てきた。
俺が六連連続斬りで倒す。
無造作に切り裂く剣捌きでなんとか倒してしまう。
76階層まで進む。
電撃鼠が出現した。
体当たりを喰らわしてくる。
俺は瞬激の歩行方で回避を行う。
十メートルくらい加速するように跳ぶ。ネズミを捉える。剣で袈裟切りにする。
回避される。上から押さえつけようとしてさらに畳み込む。
マホがファイヤルボムを撃ち込む。
ミヤが回転するように斬り込んでいく。
冬十朗が殲滅の波動を放つように衝撃波を飛ばす。
気当てという武術だ。
気を当てられた電撃鼠たちは動きが止まる。
組秋が大剣を振りかぶり一気に下ろす。
ネズミは逃げきれない。
俺も気合斬りでネズミを切り殺す。
リルは破壊拳で電撃鼠を粉砕してしまう。
サイコリザードマンが2体出現。
念動力で衝撃波を喰らわしてくる。
念動波を回避しようとする。右に動くすんでで左に動く。ダッシュで衝撃波に剣をぶつける。
こっちも冬十朗が気当てを行う。サイコリザードマンが怯む。俺は気合剣で一刀両断に屠る。
回転するサイコリザードマン。凌駕する。総てを破壊する。破断豪切断。
後ろに回り込んだ残りの2体のサイコリザードマンを狙い撃つ。
左から横に薙ぎ払うように平行に切り裂く。右に振り抜いた剣をもう一度上に振り上げる。
二回目の上段斬りを行う。
破断豪切断。
念のために三回目の切り上げを行う。
リルが一瞬で距離を詰めて、拳を振り抜く。
虎雷拳をぶちかます。
雷の虎をイメージした拳を決める。
破壊的な一撃がサイコリザードマンに致命的な一撃を喰らわした。
念動力を使うリザードマンとはかなりの強敵だった。
最速の一撃をお見舞いすればなんてことはなかったが。
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