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今断罪と鬼神のダンジョンから戻って来た俺たちはクリエルで次のダンジョンの情報を探していた。
それによると俺たちはそろそろ弱いことを自覚していただからここいらでよりレベルアップしたいレベルアップとは別に本当のレベルのことではなく精神面や技術面などのことである。
それについて情報を町の人に聞き込みしていると一人のお爺さんに出会った。
その人が言うには儂の昔の知り合いに武術や剣術の達人がおってなその人が弟子を探していると言うらしい。ただどんな人物でも弟子をとると言うわけでは無く自分の認めた人物しか弟子にしないと言う。
そんな老人がここから東に十キロ行ったところの村に住んでいるらしいのだ。
よって強くなりたいなら行ってみるといいと言われた。
それなら尋ねてみようと思ったのでこの町で色々準備をして次の目的地を目指すことにした。
歩くこと三時間ようやく村が見えてきた。
そして村を訪ねるととても穏やかな村であるとわかった。
自然と一体に生きることを主体にしているかのような村だ。
動物も沢山いるヤギや羊が沢山いる。
そんな村で聞き込みをした。武術や剣術の達人の老人はいますかと聞いて回った。
すると意外にも簡単に答えが出た。どうやらその老人はいるようだが今留守にしているようだ。
どうも試練の塔に今行っているらしい。
ここから一キロ北に行くと有るらしい。
行ってみることにした。
そして行ってみるとそこにはデカい塔が建っていた。
立て看板には百階有ると書いていた。これを上るのかかなり骨が折れそうだ。
しかもモンスターが出るらしい。
なんともまさに試練の塔だなと思った。
「当潜それじゃあ登るぞ」
「当潜様では行きましょう」
「ああそうだな長くなりそうだけどがんばるか」
俺たちは試練の塔を登ることにした。
中は迷路のように入り組んでいた。それでも迷うほどではない通路は人五人ぐらいが横一列に通れるくらい広かった。
そこをまっすぐ行く。意外にもモンスターのエンカウント率は低かった。
出てくるのもゴブリンやヤチゴーストやミニガーゴイルなど今まで戦ったことのある弱いモンスターたちだった。
そんなモンスターを倒しながら十階にまで来た。
すると出てくるモンスターに変化があった。
灰色ウルフや殺戮のナイフマンなどが出てきた。
見たことも無いビックリオバケなども現れた。
このビックリオバケ俺たちをびっくりさせようとしてくる。
ただそれだけだ顔が怖いのである。
マホだけがびっくりして転んでいた。
俺とミヤでなんとか倒した。
そしてなんとかニ十階まで登ったらまたモンスターに変化が有った。
ブラッドナイトにオークに骨剣士だ。
そんな輩が沢山出てきた。
今まで戦ったことのあるモンスターとはいえ結構苦労した。
それでもなんとか三人で倒して進むと今度は三十階に到達した。
するとダークスライムが現れた。
闇の魔法を唱えてくる。なのでちょっと苦戦した。
四十階に登ったら今度は見たことも無いモンスターが現れた。
スカルフィッシュだ。骨だけの魚が浮いている。
物凄いスピードで突進してきた。
俺は居合斬りで待ち受けた。すると意外にもあっさり切り裂いた。
そして五体ぐらい現れたので全部そんな感じで処理していく。
五十階にまで来た。ハイゴブリンやドラゴンスライムなど強力な敵が出るようになった。
六連連続斬りなどで倒していく。ドラゴンスライムの火炎の息などはマホのシールド魔法でなんとかなった。
それでもって六十階にまで来た。アナザーナイトと呼ばれる強力な剣士が現れた。
俺たちは苦戦した。なんとこいつ飛ぶ斬撃を使ってくるのだ。これには驚いた。
そして俺は一閃斬りを主に使いミヤは三日月斬りを使いマホは火炎魔法を主体に攻めていったらなんとか倒すことが出来た。
七十階まで登ってきた。ここはより強力な奴が出てきた。森羅剛剣と呼ばれる魔剣が現れた。
とても強力な魔剣だ。相手をするのに骨が折れる。
まずは一閃斬りで様子を見るが刃と刃がぶつかってダメージを与えられないでいた。
ミヤも三日月斬りで応戦するが同じ結果になった。
なのでマホの炎魔法には少し期待が持てた。一応ダメージは通った。
だが結果的に俺が六連連続斬りでめちゃくちゃに斬りまくったら急所を突いたらしく消滅した。
八十階は意外にもそんなに強いモンスターはいなかったのですんなり進めた。
それよりも九十階だ。ネオデビルとか言うブレストモンスターが現れたのだ。
とりわけ悪魔な悪魔でとても凶悪な奴だ。炎魔法と闇魔法を唱えてくるし闇の爪とか言って強力な破壊力の有る爪で攻撃してくるし。散々だった。
とにかく死闘を繰り広げていたのだがそれは割愛する。
そしてついに長い道のりだった試練の塔の最上階つまり頂上までやって来た。
そこで俺たちはある老人と少女と出会うのであった。




