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現在俺たちは断罪と鬼神のダンジョンの八階層目を歩いている。そしてモンスターがいつもの通り出てくる。暴れパンダだ。凶暴なパンダといった感じか。俺に向かって突進してくるので避ける。そして無事避け終わると攻撃に移りますか。俺は六連連続斬りを仕掛ける。ミヤは通常攻撃を。マホは炎魔法をぶつける。一斉に放たれる技の数々暴れパンダは苦痛の表情を見せている。そして怯んだところをさらに攻撃する。俺の一閃斬りが炸裂した。暴れパンダはさらに後ずさった。そしてさらに攻撃をぶつける。暴れパンダは苦痛の表情を見せている。そして最後の止めと言わんばかりの一撃を喰らわせる。暴れパンダは地に伏せたそして光の粒子となって消えた。俺たちは先を目指すことにした。
そしてしばらく歩いているとまたもやモンスターが現れた。ダークウルフだ。黒い毛皮を持った漆黒のオオカミだ。闇の魔法を唱えてくると言われている。こいつは厄介な相手になりそうだ。俺がそう思った矢先ダークウルフは咆哮をあげた。そして俺たちに対して闇の魔法を唱えてきた。闇の魔弾が俺たちを襲う。三発の魔弾が襲ってくる。俺たちは避ける。そしてそのまま体勢を取り直して攻めに転じる。
俺は六連連続斬りを仕掛ける。ミヤは通常攻撃を仕掛ける。マホは炎魔法を仕掛ける。放たれた技はダークウルフに命中した。しかしダークウルフは闇の防御壁を展開していたようで攻撃が通らない。炎魔法が辛うじて通ったぐらいだ。そしてダークウルフはまたしても闇の魔法を唱える。今度は一転集中タイプのようだ。闇の波動がミヤを襲う。俺は咄嗟にミヤを庇った。
なのでもろに闇の魔法を喰らってしまった。
「ぐわああああああああああああ!」
「当潜!大丈夫ですか!」
「当潜様しっかりして下さい!」
俺は意識を失いそうになる。しかしそれよりも体が凄く重い。まるで重い荷物を沢山持っているかのようなそんな感じだ。だが直ぐにマホに回復魔法をかけてもらい何とか立ち上がることが出来た。
そうして俺はあのやっかいな闇魔法をどうしたらいいものか考えた。出来るだけ当たらないようにしないといけないなと思った。それに盾で防御することも大事だ。
ダークウルフは立て続けに攻撃を再開してきた。ダークウルフは闇魔法を唱える。闇の波動が広がる。今度は全体攻撃のようだ。なので俺たちは盾を前にして防いだ。
そして闇の波動を防ぎきると俺たちは前に出た。ダークウルフを退治するために攻撃に転じた。一閃斬りを仕掛けることにした。ミヤはスラッシュ・リグオール・ストライクを仕掛ける。マホは炎魔法を仕掛ける。放たれた技はダークウルフを直撃した。ダークウルフは悲痛の声を出している。そして俺はさらに攻撃を仕掛けることにした。
六連連続斬りを仕掛ける。ミヤはスラッシュ・リグオール・ストライクを仕掛ける。マホは炎魔法を仕掛ける。そしてまたもや直撃した技はダークウルフを襲う。そうしてダークウルフとの一進一退の攻防を繰り広げていると相手に限界が見えた。ダークウルフの動きが明らかに前に比べて劣っているのだ。これはチャンスだ。これほどの強敵の前にして俺たちは臆していなかった。それよりも倒そうという気持ちが勝っていた。
そして俺たちは一斉に攻撃を開始する。ダークウルフを倒すまで何度も何度も攻撃した。 そしてついにダークウルフは光の粒子となって消滅した。俺たちは先を進むことにした。
そして九階層目に辿り着いた。ここもモンスターの巣なのだろうか。実際有りえないほど瘴気が濃く感じる。これは危険な予感がする。そうしてしばらく歩いているとモンスターが現れた。
雷獣ファロキシムだ。ヤバいこいつは確か虎とサメを合わしたかのような外見をしていてとても凶暴なのだ。しかもその名の通り雷を使って攻撃してくるモンスターで強敵だ。 今まであったモンスターのどの奴よりも強いと感じるオーラを発している。しかもレベルが30もある。こいつはやっかいだ。ここまで戦って俺たちのレベルも25にまで上がったがそれでも相手の方が高いのだ。
そんなことを考えている間に雷獣ファロキシムは溜めの姿勢を取っていた。なにやら口を大きく開けて構えている。そして俺が危険を察知した瞬間雷獣ファロキシムは咆哮を上げた。そして雷弾が放たれた。とても大きな雷弾であった。俺はその攻撃に飲み込まれた。
しばらくして起き上がったが体が痺れてほとんど動かせない。ミヤとマホが何か言ってる。あれ……意識が遠のいてくる。いやいやいかんいかん何弱気になっているんだ。しっかりしろ俺。とにかく気合いだ気合いで何とかなる。そう思いなんとか立ち上がったがミヤに肩を支えられた。
「当潜……こいつは私たちに適う相手じゃないだからここは一時撤退しよう」
「そうですよここは逃げるが勝ちです~だからさっさと逃げましょうです」
「逃がしてくれるかな?」
俺がそう言ったらまたもや溜め行動を取るそしてあっという間に攻撃行動に移った雷獣は雷玉のような大きな玉を空間に展開させた。そしてそれが俺たち目がけて飛んでくる。
眼前に迫ってきたそれを何とかするためにマホが詠唱を始めた。
「エルクルト・シルドレイク(完全魔法障壁)!」
その瞬間俺たちの周りに青い膜が出来て俺たちを守った。そして攻撃をなんとか受け流した。
「しかしマホ……そんな防御魔法があるならなんで今まで使わなかったんだ?」
俺は当然の疑問をマホに投げかける。すると答えが直ぐに返ってきた。
「エルクルド・シルドレイクは完全魔法障壁と言って相手の魔法を完全に打ち消す防御障壁を展開する代わり相手の魔力におおじて自分のMEPを消費するのでかなりMEPがいるんです今ので40ぐらいMEPを消費しましただからあまり多用は出来ません」
なるほどそういうことだったのか。だから今まで使わなかったのか。
とにかくこいつは逃がしてくれなさそうだここは一本道だ先を進むしかない。俺たちはこの強敵を倒すためになにか策はないかと考えていた。




