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現在断罪と鬼神のダンジョンの三階層目を歩いている俺たちは道に迷っていた。
まずさっきの道を右に行ったのがいけなかったんだよ。そうだそうに違いない。なのでさっきの道まで戻らないといけない。俺たちは引き返した。さっきの道はどっちだったかな~あれまた道に迷ったぞ。これはいけないさっさとさっきの道に戻らないと。
「当潜様~本当にこっちの道でいいんですか?」
「そうだな本当にこっちの道かどうか怪しくなってきたな当潜」
「いやこっちで合ってるよだから引き返してるんじゃないか」
俺はいら立ちを隠しながら答える。しかし今回はかなり食い下がってくる両者。
「でもでもさっきはこっちに行って道に迷ったです~だから今回も迷ってますけど」
「こっちで合ってるんだよな?当潜」
「合ってるはずだよ!だから分かれ道だっただろ!」
俺はつい勢い余って大きい声で答えてしまった。するとびっくりしたのかミヤもマホも黙ってしまった。
そしてついにさっきの分かれ道に戻ってきた。これでこっちに行けば正しい道のはず……
俺たちは左の道を行った。そしてどんどん先を進んでいく。するとまた分かれ道に来た。
しかもこんどは三つに分かれている。これは骨が折れそうだ。
俺は真ん中の道を行こうと提案した。しかしミヤは右の道マホは左の道に行こうと言いだしたのだ。
「普通真ん中じゃないのか、右も左も罠だと思う」
「いえ右ですこういう時は右に行くべきです」
「左ですよ~私の感がそう言ってます」
結局のところ俺たちは右から順に行くことにした。
それでだめなら左の道そしてそれでもだめなら真ん中の道という順になった。
右の道を行くこと五分……なかなか分かれ道が現れない。そしてついに行き止まりになった。そしてとにかく引き返して左の道に行こうとしたがこんども行き止まりなのかもしれない。俺はそう言ったがとにかく進みましょうと言われた。そしてとにかく進むと今度も行き止まりだった。やっぱり真ん中じゃないかと俺は言ったが。そんなのたまたま偶然じゃないですかとマホに言われた。お前の感はどうなったんだよ。
そして真ん中を進むとまたもや分かれ道が四つもいい加減にしてくれ。
これじゃあ迷いに迷ってしまう。今までこんなに分かれ道があったダンジョンがあったか?どうもこのダンジョンはおかしいというかこの階層がおかしいのである。
もしかしたら何かしているやつがいて……俺は耳を澄ました辺りを探ってみた。
すると物音がする一か所を見つけた。そこだ!剣を投げた。グサッと刺さる音がした。
「グエエエエエ」
そして倒れた音がした。姿を現したのは幻影使いすると四つに分かれた道がなくなってだだっ広いただの部屋になった。そしてはるか遠くのほうに四階層目の階段があるのを見つけた。つまりこの部屋を分かれ道だらけに見せつけていたのがこいつのせいであるというわけだ。
「まさか幻影を見せられていたとは……」
「気づきませんでした……こんなことってあるんですね」
「私もびっくりしましたです~」
俺たちは四階層目を目指した。そして四階層目にやって来た。するとこんどはまっすぐの一本道の階層だった。そこには蝋燭の火が灯され鎧の騎士が飾られている。
永遠と続く一本道を俺たちは歩いていた。すると途中で鎧が道を塞いでいる。
俺たちは無視して進もうとすると鎧が動き出した。
断罪の騎士レベル30が現れた。フォルムは全身白で包まれている。刀身が真っ白の剣を握っている。そしてそいつが俺たちに向かって突進してきた。
俺はまず奴を俺の方向に引き付けることにした。とにかく俺が前に出て断罪の騎士と戦うことにしたのだ。そして俺は六連連続斬りを仕掛けることにした。そのまま勢いに任せて突進する。断罪の騎士は俺の攻撃に合わせて全て剣で受け止めてきた。そしてそのまま俺に向かって斬りかかってきた。俺は突然のことなので少し慌てるがすぐに落着きを取り戻した。そしてそのまま断罪の騎士と剣劇を繰り広げる。断罪の騎士は一流の剣使いのようだ。なかなかこちらの攻撃が届かない。攻撃が届かないどころか相手の攻撃がこっちに届きそうだ。そしてしばらくの間こう着状態が続くと断罪の騎士のテンポが少し変わった。
俺に対して右を必要に攻めてきた。俺は何度も受け流す。しかしそれでもなかなか右ばかり狙ってくる。俺は少し頭にきたが冷静さを取り戻す。そして俺は一閃斬りを仕掛ける。 断罪の騎士は剣で防ぐ。何度も場所を変え仕掛ける。すると少しテンポが狂ったのか俺の攻撃がついに当たった。そしてそこからは意外と簡単だった。六連連続斬りを喰らわしてしまえば後は楽に決まった。そのまま一閃斬りをぶつけては何度もぶつけてはを繰り返す。
すると断罪の騎士の動きが弱ったので六連連続斬りを仕掛けまくったら光の粒子となって消えた。意外と大した相手じゃなかったな。これで五階層目を目指すことが出来そうだ。 俺たちは五階層目の階段を探して進むのであった。




