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異世界ダンジョン攻略記 ~幻想と冒険と色々な迷宮でファンタジーなRPG的世界で攻略する~  作者: 仮実谷 望
第三章 達人の孫はハーフドラゴン!?

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 俺は今大ピンチという状況に陥っていた。それは長くなるから前の話を見てくれと言いたいが少し大サービスで状況を説明するとだな……めっちゃ強いモンスターが現れて一撃でも喰らうと致命傷で俺一人が相手しないといけなくてこっちは最後の奥の手を使うか悩み中というわけよ……たぶん言ってもわからないと思うけどな。

 断罪の鬼神の攻撃をかわす俺。ほとんどすんでのところである。一撃でも喰らえば終わりと思って頂けると幸いだ。正確には二撃なんだがそれは置いといて。


 とにかくどうしようと考えている。少しでも普通の攻撃も浴びせているが一回10ぐらいしかダメージを与えることができないでいた。しかしこうやってこつこつダメージを与えなければ結局のところ勝つことは難しいと思われるからである。敵のHPはあと推定400ぐらい超能力スキル『物質超強化』を使って与えるダメージは約130ぐらいつまりあと27回は通常攻撃を喰らわさないといけないのだ。どう頑張ってもかなりきついいつまでも俺一人で相手をするわけにはいかないのだ。するとマホが炎魔法を放ってきた。火球が断罪の鬼神に当たる。ダメージは8だ。加勢が入った。


「勇者様だけに無理はさせられませんです」


 そしてもう一撃の加勢が入る。断罪の鬼神に飛ぶ剣撃が入る。ミヤのスラッシュ・リグオール・ストライクだダメージは6ほどだが無いよりはましだ。


「当潜!私も加勢する!」


 みんな……俺はみんなの安全を考えて後退させたがそれは間違いだったのかもしれない。

 俺と一緒に戦ってくれる仲間だもんな。

 よしここいらでもうひと頑張りと行きましょうか。

 しかしそれでもこいつを倒すのは難しいときた。それが絶対的であると感じることになる行動を取られるまではまだ希望があると思っていた。


 断罪の鬼神は瞑想を行った。HPを300回復した。


「「「えっ!?」」」


 思わず驚きの声が出てしまった。悪夢を見ているようだ。HPを300も回復!?そんなの敵が使う技なのか。これで断罪の鬼神のHPはフル状態つまり満タンだ。これでさらにちまちまと攻撃をしないといけなくなった。ただでさえ一撃でも喰らったらヤバい状態なのに。


 攻撃が俺の方に飛んでくる。足で踏みつけられそうになる。俺はすんでのところで避ける。

 しかし何度も踏みつけてくる。これじゃあ何度もかわしている間に攻撃を一回ぐらい喰らいそうだ。フェイントをかけられた。そして無情にも敵の拳が飛んでくる。俺は盾で防ぐしかできなかった。56のダメージ致命傷は避けたがそれでも最大HPの三分の一ほど削られたようだ。俺は薬草を食べる。30ほどHPが回復する。もう一度食べるこれで全快だ。


 そして体勢を立て直して攻撃動作に移る。何度も攻撃をする。カチンカチンと弾かれる攻撃。ダメージはわずか10ぐらいしか与えられない。なんとも堅い体だ。断罪の鬼神は物凄く強敵だ。このまま何度も攻撃するしかないのか。ここで『物質超強化』を使いたいのはやまやまだがこれは最後に取っておきたいものだ。


 しかし断罪の鬼神の動きにはついていけなくなりそうだ。意外にもその巨体から信じられないほどの俊敏性を見せる。だからこっちは気を抜け無いでいた。そうしてしばらく攻撃を繰り返しているが一向にHPが減っているようには見えない。六連連続斬りを仕掛けるなどもしているがそれでも25ダメージ程度だ。なのでなんども攻撃しないといけない。そしてまたしても予想外の攻撃が跳んでくる。


 俺はすんでのところでかわそうとするがかわせないでいた。106のダメージを受けた。すぐさまマホに回復してもらう。しかし一度の回復では回復しきれないでいた。なのでもう一度回復してもらう。しかしその隙を逃さないでいた断罪の鬼神は俺に対してもう一度拳を振り上げて来たのだ。


 俺は緊急回避する。これでなんとか回復も終わり、次の行動に移れる。後は相手のHPもあと300程度だ。本気を出せばたぶんいける。俺はまだ希望を捨てていなかった。しかしここで断罪の鬼神が大きく行動に出る。断罪の鬼神は憤怒状態に突入しました。お馴染みの状態変化か。どう行動が変化するんだ。断罪の鬼神は拳を構える。そしてゆっくり後ろに引くと同時に、一気に前に突き出した。そしてその勢いで俺に向かってめちゃくちゃ拳を振るう。乱れる拳の乱舞だ。俺はその攻撃を必死に避けていた。しかしそれでも避けきれず何回か当たる。盾で防いでいたのでそれほどのダメージは喰らっていないがそれでもかなりヤバい状態だった。すぐさま薬草を食べるなどしてHPを回復させるがその間も攻撃を行ってくる断罪の鬼神。俺はとにかく必死だった。そして俺は少しリズムを乱したその隙をついて断罪の鬼神が攻撃を行ってきた俺は避けることも防御することもかなわないと思った瞬間体の中から湧き出る新たな力に目覚めた。


 超能力スキル『肉体超強化』を発動させた。瞬間断罪の鬼神の攻撃を軽々と受け止めた。 そしてそのまま俺は剣でなんども斬りつける。一度のダメージは約30と『物質超強化』と変わらないが体が妙に軽かったので何度も攻撃することが出来た。怒涛の連続攻撃を繰り出した。そして断罪の鬼神は瞑想を行うがその回復さえも消し去る勢いで攻撃を行った。

 結果断罪の鬼神は消滅した。俺たちはレベル40という化け物に勝った瞬間であった。

 これで俺たちは物凄いレベルが上がったなんとレベル20から24に一気に4も上がったのだ。

 それだけ強敵だったと言える敵だったのだ。俺たちはさらに先を目指した。このダンジョンの最深部を目指して。

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