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異世界ダンジョン攻略記 ~幻想と冒険と色々な迷宮でファンタジーなRPG的世界で攻略する~  作者: 仮実谷 望
第三章 達人の孫はハーフドラゴン!?

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 俺たちは今断罪と鬼神のダンジョンの一階層目を歩いている。そこで俺たちは慎重に進んでいる。モンスターが急に現れることもあるので気を付けないといけない。俺たちは先を目指すことにしている。どんどん先を進んでいく。モンスターはなかなか現れない。どうもこのダンジョンはエンカウント率が低いようだ。するすると進んでいく。しかしいっこうに二階層目の階段が見つからない。なかなか広いダンジョンのようだ。分かれ道も多く自動マップ機能がなかったら迷いそうだ。そろそろモンスターが現れてもいいころだがなかなか現れない。どうも極端に出現率が低く設定されているのだろう。そして待望のモンスターがやっと現れた。殺人サソリレベル20が現れた。こいつはかなりやっかいそうだ。 大きなハサミを持ち毒々しい針の尻尾を持っている。体色は青だ。大きさは一メートルはある。


 こいつがいきなり襲い掛かってきた。俺たちは身構える。俺の方向に来たので剣でハサミを弾く。そして俺は剣での攻撃を開始する。殺人サソリは意外にも重工な鎧のような体をしているようでこれまた剣での攻撃で傷をつけることができないでいた。なのでマホの炎魔法で攻撃してもらうことにした。これでどうだろうか?結果は意外にもあっさり傷をつけることが出来た。体表は炎魔法により焦げ付いている。俺もこんどこそ剣で一撃を入れてみようと思う。一閃突きをしてみた。斬ることでは傷がつかなかった鎧のような皮膚も突き攻撃では穴が開いた。これでダメージを与えられるようだ。ミヤも俺の真似をして突き攻撃を仕掛けていく。結果的にそれは正解だったようだ。これで殺人サソリは虫の息だ。後は止めの一撃を入れるだけだ。これで止めだ!グサリ!と一撃が決まった。殺人サソリは光の粒子となって消滅した。次の敵が待ってる。


 俺たちはしばらく歩いていると新しいモンスターが現れた。忍者猫人レベル20が現れた。 二足歩行の猫だ。しかも忍者のような恰好をしている。手裏剣を投げて来たぞ。俺は咄嗟にかわす。結構距離があるのでなんとか近づこうとする。それでも忍者猫人は性懲りも無く手裏剣を何度も俺に投げてくる。俺はそんな手裏剣攻撃を何度も避ける。距離が近づいたので俺は斬りかかろうとすると忍者猫人も刀のようなものを取り出して逆手に持って構えだした。そして俺に向かって斬りかかってきた。俺は剣で応対する。なかなか筋が良いほうだ。俺の攻撃を防いでくる。しかし少し太刀筋がぶれて来たので俺はそこを狙う。 左腕の肘部分を斬った。血が勢いよく飛び出る。忍者猫人は刀の動きが止まる。そのまま俺は忍者猫人の胸を斬りつける。またしても血が勢いよく飛び出る。忍者猫人はそのまま倒れてしまった。俺は止めを刺してやる。そのまま脳天から剣を突き刺してやった。忍者猫人はそのまま跡形も無く消え去った。現場に残るのは無情にも血の後だけだった。少し心を痛めたが俺は気にせず先を進む。


 二階層目の階段が見つかったので先を目指すことにする。俺たちは二階層目にやってきた。そこは暗くてじめじめする場所だったがいつも通りなので気にすることも無かった。 だが嫌な感じはあった。そんな前触れもない嫌な予感はこの時一切無かったのだ。


 俺たちはしばらく歩いているといつも通りモンスターが現れた。いや居たと言うのが本当の所だ。眠れる鬼神レベル20がそこに黙って立っているのだ。何ともデカい体長三メートルはある。このモンスターは何故かまったく動かないでいた。俺たちが目の前を通り過ぎようが音を出して歩こうが。これは避けて通れそうだなと思った矢先だった。そのまま通ろうとしたらマホがいつの間にか炎魔法を放っていた。ておい何やってるのマホそれをやったらもしかしなくても……眠れる鬼神レベル20は断罪の鬼神レベル40となった。断罪の鬼神レベル40は襲い掛かってきた。


 わーおだからこうなると思ったんだよ。下手に手出しは無用だとこういう時はお約束だよね。俺たちはとにかく逃げることを考えた。しかしそう簡単に逃げることは出来ないでいた。このダンジョンは狭いのだ。なので逃げたくても逃げにくい。それでもなんとか逃げようとするが断罪の鬼神は見た目に寄らず速いのであった。すぐに目の前に回り込んできた。俺たちは逃げ場がなかった。


 断罪の鬼神の攻撃が不幸にも飛んできた。その攻撃はミヤに飛んできた。ミヤは避けることが出来ない。ミヤは106のダメージを受けた。まさか一撃で100以上のダメージを受けるとは思わなかったのか大ダメージを受けてしまったミヤは苦痛の表情を浮かべていた。 これでミヤの残りHPは45しか残っていない。俺はミヤに後退するように言った。


 マホの回復魔法でなんとか回復しているが一回では回復しきれないダメージ量だ。すかさず二回目の回復魔法をかけた。マホはミヤの回復で後退しているので必然的に俺がこいつの相手をすることになった。


 俺はとりあえず一閃斬りで攻撃してみた。10のダメージ。断罪の鬼神レベル40のHPゲージはほとんど減っていない。いったい何回攻撃すればいいんだ。


 そうだ超能力スキル『物質超強化』しかない俺の現在の最大MEPは86しかないつまり消費MEP30の『物質超強化』は二回しか使えないが今はそんなこと言ってる暇はない。俺は超能力スキル『物質超強化』を発動した。俺の剣グレートソードは七色の光に包まれた。 そして断罪の鬼神に斬りかかる。しかし無情にも俺の必殺に一撃はあまりにもお粗末だった。32のダメージ。


 嘘だろ……今まで大ダメージを与えて来たのにたった三倍のダメージ!?見た所断罪の鬼神のHPゲージはあまり減っていないたぶん見込みをつけるとこの断罪の鬼神の最大HPは600ほどあると予想がつく。これではなかなか倒せそうもない残り20秒……とにかく攻撃しまくるしかないか俺はひたすら攻撃したしかし敵もただで攻撃されないのか俺の攻撃を防ぎながら反撃してくる。


 これにより100近いダメージを与えたが一撃でも喰らえば致命傷な状況で後ろにはミヤとマホがいるここを通すことは出来なかった。『物質超強化』の効力が切れた。俺は二回目の『物質超強化』を使うことにしようとするがここで俺は考える今与えたダメージはせいぜい130ぐらいだもう一度使っても同じくらいだろうつまりこいつを倒すことは適わないわけだ。ミヤとマホは私たちもやれますな顔をして後ろにスタンバッているが俺の攻撃で雀の涙程度しか与えられなかったのであるそれよりも一撃が致命傷になるので前に出したくても出せないでいる状況だった。なので俺一人で前衛に居る状況だ。俺はこいつに勝てるのだろうか?そんな考えが浮上していた。

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