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異世界ダンジョン攻略記 ~幻想と冒険と色々な迷宮でファンタジーなRPG的世界で攻略する~  作者: 仮実谷 望
第三章 達人の孫はハーフドラゴン!?

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 俺たちは現在グリフェンの町でデート中だ。マホに琥珀色の石が埋め込まれたネックレスを買ってやった。まだ時刻は十一時を回ったところだ。これから服屋に行く。そこで女物の服を見ようという算段だ。雑貨屋から歩いて五分もしないところにある。

 少し会話をしていた。


「これから服見るけどどんなのがいいんだ?」


「女の子の服にどんなのもありませんよ気に入ったものを試着するのがいいですね」


「私はかわいい服が良いですー」


「まあいろんな服を見るんだし出来るだけいい奴選べよな」


 そうして服屋に辿り着いた。色々な服が置いてある。店内はかなりお洒落だ。

 俺たちは服選びに時間を使った。


 一時間が経過した。服選びは順調……ではなくミヤもマホもいろんな服を試着しては試着して一つの服を選ぼうとしない。なのでいったん昼食を取ることにした。


「私あそこのレストランがいいですーおいしいって有名ですー」


「私もそこでいいです」


 というわけでおいしいと有名なレストラン「バイキングフォーム」にやってきた。お値段は手ごろだ全体的にそれほど高くはない。

 俺はこのハンバーグランチにするか。ミヤはオムライス。マホはスペシャルランチにするみたいだ。料理が運ばれてくる。とても肉厚のあるハンバーグが運ばれてきた。ミヤのオムライスも旨そうだ。マホのスペシャルランチはハンバーグととんかつとチキンステーキとカニクリームコロッケがセットになったランチだ。こんなに食えるのかなマホ。

 俺たちはご馳走をたんまりと頂いた。会話も弾む。そして食べ終わった。そして服屋に戻ることにした。


 服屋に戻るとミヤとマホは試着をまたし始めた。ミヤはお洒落なワンピースとかを試着している。マホは魔法使い用のマントなどを試着している。色々なタイプのマントがあるようだ。せっかくだから俺も服を試着してみようかな。この薄手のコートとかどうだそれともこっちの派手なパーカーとかどうだろうか。どうも俺にはあまりファッションセンスがないみたいだ。そんなこと考えてる間にミヤとマホが呼んでいる。もう行こうと言ってるらしい。どうもここには気に入った服がなかったらしいなので次の店に行こうということらしい。よって次の店に行くことになった。


 次は魔法具屋さんに来た。魔法を使ったアイテムを置いてある店だ。俺は魔法のアイテムに釘付けになった。どうもこういうのは興味をそそられる。炎の魔法玉というアイテムを見つけた。なになに「魔法使いが居なくても炎魔法を擬似的に使える玉」かそんな便利なものがあったのか他には肉体強化鉢巻なになに「この鉢巻を巻くと肉体が少し強化される」これはなかなか使えそうだなでも少しってどのくらいなんだろう。値段は20000BGとか高すぎでしょう。これは買えない。さっきの炎の魔法玉は2000BGだったのにそれに比べたら高すぎる。他には疾風のスカーフとか煉獄の腕輪とかがある。どちらも自身の速さをあげるとか炎の魔法の威力があがると書いてある。ただ値段はどちらも目の玉が飛び出るほど高い疾風のスカーフは18000BGで煉獄の腕輪は26000BGだどちらも買えないほどではないがこんなの買ってたら他のいい武具や防具が買えなくなる。手持ちは五万BGほどあるのだがここで使うほど余裕はない。


 とりあえずここはまた今度にしようかマホとミヤが興味なさそうな顔で待っていた。次の店にいくことにした。





 置物屋やビーズ屋とか色々な店を回った。そして時刻は午後五時になった。もう色々疲れてしまったので今日のデートはここまでということになった。そして明日に向かって鋭気を養うことにした。俺たちは宿に戻った。そして少し休んだら晩飯を食べてそれぞれの思い思いの時間が過ぎた。そしてもう夜十時だそろそろ寝るかという時コンコンとノックをする音が。入ってどうぞと言ったらミヤだった。何か用なのかと尋ねたら。はいわけあって話したいことがありますと言ってきた。どういうことか黙って話を聞いてみると……


「今日はとても楽しかったです当潜これから過酷な旅が始まるのでその前の心の準備をさせてくれたのですね」


「過酷な旅?確かに今までも過酷だったかもしれないが……そうかもしれないな」


「そうですこれからは魔物のレベルも高くなってくるでしょうしより過酷なダンジョンが増えてくるでしょう」


「そうならないために俺たちはつねに鍛えているんじゃないのか?」


「たしかにそうですねでも私はまだまだ弱い……当潜ほどではないです」


 そう言ってミヤは真剣な眼差しで俺を見てくる。とても真剣な眼だ。真紅の瞳が熱い炎のように感じるほどだ。


「私はまだまだ強くならないといけないのですだから私に戦い方を教えて欲しいのです当潜!」


「俺が?ミヤに戦い方を確かに俺は敵を倒すのに上手いほうかもしれないが俺だって戦いを知ってまだちょっとしか経ってないぞ?それでもいいのか?」


 ミヤは少し考え込むように少しうつむいて腕組みをしている。そして話し出した。


「今現在は他に戦い方の師匠もしませんし、なので現時点では当潜に頼むしかありません」


「そうだな師匠が見つかるまで俺が相手をしてやるそれでいいか?」


「そうさせて貰います当潜私に剣を教えて下さい」


「喜んで」


 そうして夜が更けてくる俺とミヤは一つの誓いを立てた。大したことではないだがミヤにとっては大きな誓いだったのかもしれない。ミヤは自分の部屋に戻っていった。俺はもう遅いので寝ることにした。深淵の夜が過ぎていく……長き黒き門が開かれるまでの間勇者たちは何を考えるのか。

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