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どうやらこの道をまっすぐ行くと最初のダンジョンがあるという。
木が生い茂っており林が連なって森となっている。
そこで新たなモンスターが出ることなくモンスターを倒していく。
そして十分ぐらい歩いていたらやっと着いた。
どうやらここが最初のダンジョンのようだ。
地下に伸びる階段がついていて扉もない立て看板が有るだけで周りには何もない。
立て看板にはこう書いてある。
ディアラブル領:はじまりのダンジョン
推奨レベル:3
説明:初めての冒険者にとっては最初の難関。出てくるモンスターのレベルはそれほどではないがたまにレアモンスターが出現することも……さて最初の難関クリアできるかな?
なるほど、ここがはじまりのダンジョンなのかこいつはいいな。
推奨レベルまで書いているなんてなんとも親切なんだ。
そして俺は入口に入る。ダンジョン攻略開始だ!
――するすると入って小一時間……迷った……
どうしようかなかなか地下の階段が見つからない。
モンスターは結構出て来たので全部狩ってたらいつのまにかレベルは4になってたが。
とにかく見つからないなんでなんだ?もうあらかた歩いた。
なお歩いたところは自動マッピング機能があるらしく念じるだけでダンジョンの地図が出てくる。
それで今いるところはだいたい右上だスタート地点は左下だった。
まだ行ってないところはいまのところないはず……それでも一つ怪しいところがあったので思い出してそこに向かう。
着いた……マップでいうところの左上から三番目あたりだ謎の部屋がある。
何もない部屋であるが中央に何か魔法陣のようなものがある。
それだけで他には何もない。なんともよくわからない意味深な部屋だ。
とりあえず魔法陣の上に立ってみる……何も起こらない。
もしかしたら時間経過で何か起こるのかもしれないのでしばらく立ってることにする。
五分経過……それでも何も起こらない。
十分経過……まだそれでも何も起こらない。
なんですかこれは怒りますよそろそろ……誰にだよと自分に突っ込みを入れているがそろそろ我慢の限界だ。
さてどうしたもんか。
もう一度部屋の隅から隅まで見てみることにした。
すると……なんだが部屋の隅っこに一つだけ色が赤色の部分があるじゃないか。
押してみると見事にそれは当たりだった。
部屋の奥の方で隠し階段が現れたのだ。
これでようやく地下二階に行ける。
さあこれからどんなものが待ち受けているのだろうか楽しみである。
2015/4/3改稿しました。