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異世界ダンジョン攻略記 ~幻想と冒険と色々な迷宮でファンタジーなRPG的世界で攻略する~  作者: 仮実谷 望
第三章 達人の孫はハーフドラゴン!?

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 俺たちは今閉ざすものが居るダンジョンの一階層目を歩いている。

 ぼんやりと暗くてわずかな明かりがあるだけだ。

 そんな道を通っていき時たまモンスターと戦い進む。

 今この時もモンスターとの戦闘が始まりそうだ。

 出た灰色ウルフだ。立派な毛並みで灰色だ。鋭い牙を持つ。

 そんな凶暴なモンスターが現れた。


 俺たちは戦闘準備に入る。まず俺は力溜めからの六連連続斬りを仕掛けることにした。ミヤは普通に攻撃をマホは炎魔法を仕掛けることにした。

 灰色ウルフは噛みついてきた。俺はその攻撃を咄嗟に避ける。

 そして反撃を行う。


「六連連続斬り!」


「てやああああああ!」


「フャイヤルボム!」


 三人によるほぼ同時攻撃は灰色ウルフを倒すのに十分すぎる攻撃だった。

 灰色ウルフは光の粒子となって消滅した。

 そして先を進むことにした。





 歩を進めた俺たちは今三階層目を歩いている。

 ここまでは灰色ウルフしか出てこなかった。

 この階層には何か他のモンスターは出るのだろうか。

 するとモンスターが現れた。

 爆弾カエルだ。体中がぷくうと風船のように膨らんでいる。色は黒く尻尾に導火線のようなものがある。何か壮絶に危なそうなモンスターだ。

 とりあえずここは一閃斬りでなんとかしよう。

 ミヤはスラッシュ・リグオール・ストライクを仕掛ける。

 マホは炎魔法を仕掛ける。

 これでどうだ。

 しかし攻撃が当たる瞬間カエルはどんどん膨らんでいくのであった。

 そして腹にタイマーのようなものが現れて。

 十……九……八……七……六……五……四……三ニ一零!


 俺たちは既に逃げていた。爆弾カエルが爆発したのだ。

 物凄い威力だった。辺り一面焼け焦げている。こんな攻撃喰らったらひとたまりもない。


「これは酷いな……」


「辺り一面焼け焦げてますね……」


「逃げて正解ですー……」


 気を取り直して先に進むことにした。




 今は五階層目を歩いている。爆弾カエルがあの後も出てきては逃げての繰り返しだった。 あんなのまともに相手をしてられないからな。

 ここは結構明るいな。ヒカリゴケが自生しているのか何とも明るい。

 これなら楽に先を進める。

 そんな風に油断していて歩いているとモンスターが現れたのである。

 黒騎士だ。黒い鎧を身につけていて細めのレイピアを持っている。

 いきなり突進してきた。そしてレイピアを突き出してくる。

 俺は咄嗟に盾で防ぐ。なんとか防げた。そしてこちらの反撃が始まる。

 まずは六連連続斬りを仕掛ける。ミヤは通常攻撃でマホは炎魔法を仕掛ける。

 こちらの一斉攻撃が黒騎士に襲い掛かる。

 全ての攻撃が通った。だがまだ動けるみたいだ。

 ならば一閃斬りを仕掛けさしてもらいますか。

 ミヤは通常攻撃でマホは炎魔法だ。

 そして俺たちの攻撃が黒騎士を襲う。

 またしても耐えられた。こいつ意外とタフだな。

 そして捨て身の突進攻撃をしてくる黒騎士。


 マホのほうに突っ込んで来る。俺は叫ぶ。


「マホー!避けろ!」


「あわわわわわ!」


 なんとか避けることに成功したマホそして反撃を行う……はずだが。


「ふっふっふ……これでも喰らえですファイヤルボ……とりゃあー!?」


 またもやすっ転んだマホ。これで二回目だ。なんとかならんのか本当に。


「あうー痛いですー」


 黒騎士はチャンスといった感じでマホに狙いをつける。

 マホは後ずさりしながら逃げている。あーもう仕方ないなーたく。

 俺はマホを助けるべく黒騎士の前に立ちふさがった。


「お前の相手は俺だ黒騎士!」


「当潜さん!」


「マホ早く体勢を立て直せ」


「はいです!」


 俺が黒騎士の相手をしている間にマホには戦える準備をしてもらう。

 俺はその間に一閃斬りでもしておく。


「これでも喰らえ!」


 黒騎士はその攻撃を受け止める。細いレイピアをまんべんなく使っている。こいつなかなかの強敵かも知れない。しかしそれでも俺の相手は務まるのかな?

 横からミヤが攻撃してきた。俺は咄嗟に離れて様子を見る。

 ミヤもなかなかの太刀筋だ。無駄が無い。それでいて敏捷性がある。

 そんな様子を見ているうちにマホが戦線に復帰した。そして今度こそ炎魔法を唱える。


「今度こそ……ファイヤルボム!」


 炎魔法は放たれた。黒騎士に命中した。かなり効いてる。そして俺が止めの一撃を喰らわす。


「一閃斬りいいいいいい!」


 ザシュッと音が鳴った。黒騎士は光の粒子となって消滅した。

 そして俺たちは先に進む。




 現在七階層目を歩いている。特にこれまで強敵とも戦わずに進んでこれた。

 しかしそれでも敵は俺たちの前に姿を現す。

 雷火犬だ。雷をモチーフにしているだろう黄色の鬣と炎をあしらった尻尾が特徴だ。

 大きさはウルフほどではないがまあまあ大きい。

 そいつがいきなり雷魔法を唱えてきた。

 俺たちはその雷魔法を喰らってしまう。かなりの衝撃だった。全身に稲妻が走ったような感覚があった。俺たちはすぐに倒れそうになったがマホが回復魔法を唱えてくれた。


「大丈夫ですか当潜さんミヤさんリカバル!リカバル!」


「体の痛みが引いて行く……すげえなマホ」


「私もです……痛みが無くなっていきます」


「これならいけるぞ……さあ反撃だ」


 そして行われる反撃。俺は力溜めからの六連連続斬りをミヤは通常攻撃マホは炎魔法だ。

 一斉攻撃を雷火犬を襲う。雷火犬は光の粒子となって消滅した。

 そして先を進むのであった。




今俺たちは十階層目に居る。あれから雷火犬や灰色ウルフたちとの連戦があった。

だがなんとかここまでたどり着いた。

そして十一階層目の階段が見えるとこまで来たが何か強そうなモンスターが階段の前に立ちふさがっているようだ。これは戦うしかないのか。

俺たちは意を決して立ち向かった。

魔風虎が現れた。見た目は緑色の体毛をした虎だがそのオーラはとてつもないものだ。

爪も牙も鋭そうだ。こいつは気が抜けない。

俺は力溜めからの六連連続斬りを仕掛ける。ミヤはスラッシュ・リグオール・ストライクを仕掛けるようだ。マホは炎魔法を仕掛けるようだ。

一斉に放たれる攻撃。そこそこのダメージを与えたようだ。

しかし激高した魔風虎は風の刃を放ってくる。


真空刃だ。これは盾で防ぐしかない。俺たちは盾を前に防いだがそれでも腕や足を切り裂かれた。それでも倒すために突っ込む俺たち。


五回ぐらい攻撃したがまだ倒れない魔風虎。

これで最後にしてやる。俺は力溜めからの一閃斬りを仕掛ける。

ミヤはファイヤル・アタックを使うようだ。マホは水魔法を唱えるようだ。


「喰らえええええええ!」


「ファイヤル・アタック!」


「ウォータル・スピンです!」


三つの攻撃は集中的に魔風虎に命中した。そして魔風虎は光の粒子となって消滅した。

なんとかこれで十一階層目の階段を渡れる。

俺たちは先に進むことにした。

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