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Schizophrenie

嘔吐

作者: 裕弼

感情の波に溺れた

あの頃の僕はいない

思い出さえ虫食いで

傷だらけの日々を捨てる


詩を綴る事ができたなら

最期の言葉は要らない

今の僕にはできないことだから


詩は吐き出すもの

感情の蓄積を止めて

心から嘔吐を繰り返し

傷つきながら


積み上げた喜びは

怒りは

哀しみは

感動することを止めてしまう


感情の蓄積は僕を観測者へ変える


吐き出した言葉に溺れ

痛みを思い出す

吐き出した言葉に溺れ

現実を軽蔑する

吐き出した言葉に溺れ

自分を見失う

吐き出した言葉に溺れ

心の禊を

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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉を出すということを嘔吐と表現しているところが好きです。繰り返し読みました。
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