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プロローグ

アルテミアここは戦争の存在する世界。



今ここに今日13歳になるラクサスと言う少年が寝ている。



この話は此の瞬間から始まる。


そう、時計の針が12を指す瞬間から。



「ぐっあああああああああ」


頭が割れそうに痛い!


ああ、そうか。そう言えばそうだった。


俺は前の世界で死んだんだった。



そして前の世界で死んだ理由は事故だった。


自分に全く非の無い事故だった。


完全なる被害者だった俺は転生させてもらえる事になった。



でも子供からやり直すのは面倒なので13歳になったら目を覚ます様にして貰った。


「それの結果がこれか。」


まったく酷いな、もし俺が生まれつき貴族という人の上に立つ人間だった場合バカで欲望だらけの人間になるって事である。




しかも味方が一人も居ないのだ。まわりはみんな俺の事を見限っている、上級貴族なのにである。



見限るのは他にも理由がある俺には姉と妹が居るらしい、その姉と妹が優秀なのだ。



それがよりラクサスを堕落させたのである。



翌朝俺の父親にこう言われた・・・この家から出て行ってくれないか?











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