表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
緑紫炎の陰陽師  作者: Ponkichi
第一章:出会いと始まり
5/19

修行開始⁉

今日は待ちに待った修行の日。


希望を膨らませていた……だが現実はそんなに甘くはなかった。


「智樹、修行の時間だぞ~♡」


俺が楽しみにしていたこともあり親父はとても楽しそうに俺を起こしに来た。俺は寝ぼけながら時計をみて驚いた。まだ、朝の4時半だった。


「お父さんまだ、眠いよ~」


俺は飛び切り可愛く言った。

だが息子との修行を楽しみにしていた親父には通じなかった。


「何を言っているんだ、修行は朝の澄み切った空気の中でやるから良いんだぞ!さぁ早く起きるんだ」


俺は諦めて布団から出た。……まだ眠い。


「今日は基本的な霊力操作の修行だ!まずは霊力操作の種類を説明しよう。霊力操作には2種類あるんだ。

まず1つ目は、霊力を高める事。2つ目は、霊力を物理的な力に変換する事。


〈霊力を高める〉

霊力操作の基本中の基本で、どんな術にしても、物理的な力に変換するにしてもこれが出来なければ何も出来ない。

やり方は集中する、ただそれだけだ。


〈霊力を物理的な力に変換する〉

これは、いわゆる衝撃波の様なものだ。また、結界術にも通じるものだ。


今日は特に霊力を高める以前に霊力を放出するところからやってみよう。」


「えー、使鬼神術はー?」


俺は早く使鬼神術をやりたいんだ!


「まだ、早いからダ~メ!力も無いのにそんなことをしたら霊力を全部持っていかれて死ぬぞ」


なら仕方ないな転生して5年でまた死にたくないし基本からやるか……。


「まず、やり方を説明しよう。一番大事なのはイメージだ。体の中から力を膨らませるイメージだ。

そして、ある程度膨らんだら体の外に出すイメージだ」


簡単じゃんそれくらい。


「じゃあ、手本を見せるぞ。はぁー」


親父が目を瞑り静かに息を吐いた。それとともに親父の周りを取り巻く空気が霊気を帯びていった。


「やってみろ」


俺は親父がやった様に目をつむった。

そして、体の中から力を膨らませるイメージを想像した。


・・・


けど、いっこうに膨らんだ感じがして来ない。再度イメージを固めたがやはり駄目だった。


「お父さん、出来ないよ~」


「はっはっは!そんなにすぐには出来ないよ。今週中に出来たとしても早い方だよ」


クッソ~!今日中に何としても出来るようになってやる!


もう1回だ。


体の中から膨らませる、体の中から膨らませる……


……ふわっ!


んっ!今なにか体の中で膨らみかけたような気が?

よしっ、もう1回だ。


…ドクンッ!


!!!やっぱり何か膨らみかけているのか⁉


「まさか…智樹誰かに教わったのか?」


親父のこの反応はやはりできかけているんだ!


「ううん。お父さん以外に誰から教わるのさ?」


「そうか、スゴイな~智樹は。お父さんはここまで出来るようになるまで2週間かかったぞ!

でも、歴代の陰陽師の中で最も強い力を持っていたと言われる初代龍天流陰陽師の昇華院龍天も1日でしかも、5才で出来たらしい。」


流石初代!


でも、そうか、やっぱり俺って才能あるのかも⁉


再度挑戦……


ドクン!!!


さっきより大きくなっている!


でも、これを絶えず膨らませながら体の外に纏わなければいけ無い。



気が付けば俺は夕方まで霊力を放出する修行をしていた。

だが、結局出来たのは少し放出するぐらいだった。

でも、親父から言わせると驚異的なスピードらしいが。次の日も夕方までしていたが、たいして変わりはなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


やはり、あの成長スピードは普通では無い。まずあり得無いスピードだ。

やはり……でもそれ以外考えられない。





そして、数ヶ月が立ち俺は霊力を高める修行はマスターした……と思っていた。

だが、ほんの第一段階に過ぎなかった。


「次の修行は、これを瞬時にする修行だ!前はゆっくり息を吐いていたが短く吐くんだ。行くぞッ!はっ!」


親父の周りの空気が霊気を帯びた。

だが、前と違うのは、前はじわじわ変わる感じだったけど、今は一気に変わった。

ようするに、戦うときに隙が出来にくいと言うことだ。

しかし、ただ高めるだけで無く体の周りに纏いどこまで高めるか瞬時に調節しなければならないのだ。


だけど、今は夏休みだ。つまり、修行し放題。


一週間が立ち、毎日、朝の4時半から夕方までしていたおかげで、何と無くだが出来るようになった。

やはり、驚異的なスピードらしい。あとは、夏休みが終わるまでに仕上げるだけだ。


このような作品を読んで下さりありがとうございました!感想もお待ちしてます。

次からは多少の年月が流れます。分かりにくい文にならないように気をつけてがんばります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ