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緑紫炎の陰陽師  作者: Ponkichi
養成学校編
19/19

2日目

本当に、本当に!大変長らくお待たせいたしました!申し訳ありませんでした!

今回もバイトと学校と部活などなどの多忙な中、なんとか書きましたが大変短いです!

本当に申し訳ありません!

2日目の朝。


「おはよ~…ゴフッ!!!な、なにしてんだよ!?」


「キャアッ!そっちこそ!何、人の着替え覗いてんのよ!」


朝早く起きたともきの目の前で雅美が着替えていた。


「普通、人前で着替えるか!?」


ともきは雅美に背を向けながら話す。

雅美はまさに下を脱いでいたところだった。


「し、し、仕方ないじゃない!場所がないんだから!」


(「あーもー、見ていられません!」)


そう言って緑陽が胸から飛び出す。


もちろん少し小さめ。


「はあっ!!!……さあ、ともき様、もう大丈夫ですよ。まったく……」


緑陽のその言葉に恐る恐る振り向いてみると……。


「あれ?雅美がいない!?」


「違います。よくみてください」


ともきが落ち着いてよく見てみると、先ほどまで雅美がいた場所の空間が少し歪んで向こう側が見える。


「これは簡単な光の屈折を利用した結界です。光を反射させずにそのまま直進させることで見えなくしているのです」


光の屈折を利用した結界!?

どこが簡単なんだよ!先生レベルの人達でも使える人は少ない結界だろ!

また、まったく歪ませずに完全に隠せるのは緑陽を含め龍夫クラスの者たちだけだろう。


「ともき様にもこれくらいは出来るようになってもらわなくては困ります」


「いやいやいや!簡単じゃないから!」


緑陽はさも出来て当然といった様子で話す。


「もういいでしょう」


そう言って緑陽が結界を解く。


「それでは」


そして緑陽は胸の中に消えていった。


「ともき……」


「うん……」


「流石はA+だね……」


「うん……」


2人とも着替えの事など忘れて、ただひたすら結界と緑陽に驚くばかりだった。


「んぅ……。2人ともおはようございます。朝から何騒いでるんですか?」


ミカドもやや不機嫌そうに起きてきた。


啓介はまだ寝ている。


「んじゃ、啓介を起こして朝食にしようぜ」


そうは言ってもまともにごはんになるものなどない。支給された食料などはパンと水と少しの調味料だけ。

オカズは自分でとらなければならない。

今回はオカズを用意していないのでパンと水で済ませた。幸い朝食なのでこれである程度はふくれる。

早速、パンと水を準備して啓介を叩き起こした。


俺たちは朝食を終えると直ぐに荷物をまとめて洞穴をあとにした。

人間対人間の戦闘がありえる以上、同じ所に長時間いては居場所が割れて襲撃される危険性があるからだ。


俺たちは周りに気を配りながら森の中を進む。途中、弱い妖が何匹か現れたがカッコつけたがりの啓介が無駄に元気まんまんで倒していた。

取りこぼした妖は逃げない限り俺らが倒した。


しばらく歩いていると少し開けたところに出た。

そこには少し大きめの湖が広がっていた。湖の水はとても澄んでいて底に泳いでいる魚さえ見えるほどだ。


「よし、ここで少し休憩するか」


俺がそういってみんな荷物をおいて休む。


「そうだ!昼ご飯は魚にしようぜ」


啓介がそう言い出した。


「魚をとるって……竿は?」


雅美がそういうと啓介はどや顔をして林の中で何か作業をしている。

戻ってきた啓介の手には竿らしきものが握られている。


「これだ!」


それは細い竹に草のつるをしばって針の代わりに両端を折って尖らせた数cmほどの枝が縛り付けてあった。


「これにパンの欠片をつけて水に垂らせば釣りができる」


そういって啓介は静かに湖の方へ歩み寄り竿を垂らす。

しばらく待っていると、ビクッと少し竿が反応した。

そして、ビクンッと大きく竿がしなると啓介は思いっきり竿を引っ張った。

20cmほどの魚が釣れていた。


「「おお!!」」


みんなが驚きの声を上げた。


そして、昼ご飯のためにみんなで釣りを開始。

結果、30分ほどで全員分の魚が釣れた。


魚は棒にさして、火で焼いた。

火はミカドの式紙術の一つの火が出る呪札で焚き火を起こして焼いた。


昼ご飯が終わり、そこを後にしようとしたそのときだった。


「はぁ。まったく……。いつまで林の中に隠れているつもりですか?バレバレですよ」


ミカドが林の方に向かって言い放った。


しばしの沈黙。


「早く出て来ないと、そこに火を放ちますよ?」


そういって先ほどの呪札をかざす。


俺たちは全く状況が理解できない。


ガサガサ!


林から物音がして5人の生徒が現れた。男子3人、女子2人。


「フフ。いつから気付いてたの?」


リーダーであろう女子が不敵な笑みを浮かべて言う。


「それだけ殺気立ってこっちを見てたら気付かない方がおかしいですよ」


こちらはさも当然といった態度で言う。


「気付いてたなら俺たちにも教えろ!」


俺は思わずツッコミをいれた。


「まーまー、ともきならどのみち、いきなり襲ってきてもあの程度なら勝てるでしょ?」


ミカドは笑いながらいった。


そういう問題じゃないだろ!


「ま~、そうだけどよ~。今度からは言えよな~」


「あなた達、何余裕かましてるのかしら?人数はこっちの方が上なのよ!!!」


そう言っていきなりリーダーの女子が偵察に使われる式紙の呪札を2枚飛ばしてきた。


それとともに3人の男子が突っ込んでくる。


1枚はミカドと俺の方へ、もう1枚は啓介たちの方へ向かった。


「ミカド!撃ち落とせ!啓介、結界を張れ!」


俺は指示を出しつつ男子の方へ走る。


俺は走ってきた3人のうち2人を足止めする。もう1人はミカドに襲いかかる。


俺は1人目のパンチを交わして、もう1人の顔面を殴る。そして、すかさず最初に殴ってきた方にも側頭部に蹴りを入れた。

蹴られた方は倒れたが、殴られた方はなおもくる。

俺はそいつの右ストレートを手首ごと引っ張り(パンチは引っ張られると反動で体が逆向き、つまりこっちに背中を向ける)そいつの首の後ろに肘うちをかました。2人目も倒した。

その間にミカドはみごと呪札に呪札をぶつけて相殺し、襲ってきた敵の手首を掴み少林寺拳法の要領で折った。


啓介は結界を張り雅美もしっかりと守った。


男子は全滅した。


「さっすがミカド、俺と違って綺麗に倒すな~」


「いやいや、ともきの反射神経は獣並みです」


お互い笑っていると、


「まだ終わってないわ!やりなさい!」


そう言うと、もう1人の女子が10数枚の式紙(先ほどと同じ式紙)を飛ばしてくる。


「おいっ!流石にあんなに大量のは俺は防ぎきれねーぞ!」


啓介が焦りながら言う。


「くっ……。式紙使いか!ミカド、啓介と一緒に結界を張れ!俺は突っ込む!」


「わかりました!」


俺はミカドと啓介を信頼して、前へと走る。


俺は俺の方に飛んできた呪札を相殺しながらリーダーのところへ走った。


走りながら、呪札を飛ばす。


「炎を纏いし鳥よ。我に従え!」


2羽の炎を纏った大鷲が式紙使いに向かって飛んでいき爆発を起こす。もちろん致命傷にならない程度に。


そして、あっけにとられていたリーダーの後ろに周り込み手首を締め上げる。


「今すぐ降参しろ。この腕を折るぞ」


「……。完敗よ。分かったわ」


俺は手を放す。そのとき!


「なんてね!」


リーダーが隠し持っていたナイフを振りかざした。


「はあっ!」


俺は間一髪のところで交わして鳩尾を殴る。リーダーは気絶した。


これでようやく本当に終わった。


俺たちはナイフだけ取り上げて、5人を強制送還した。


「……ふう。やっと終わりましたね」


「そうだな。まさ、怪我はないか?」


「うん」


「疲れたぜ……」


俺たちは疲れていたが、疲弊したところを襲撃される可能性があったため早々と去った。


このような稚拙な作品ですがぼそぼそと連載していくのでどうか暖かく見守って頂けると幸いです。

もう一つの作品もどうにかこうにか時間を作って投稿するのでそちらの方もどうかよろしくお願いいたします!

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