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樹海の術師  作者: magnolia
1/10

承前


人って案外、頑丈で順応性に富んでいる。


実体験に基づいて言える。だって自分がそうだったから。


でも、あの人に会っていなかったらそうは思えなかったに違いない。


というか、そう思うことすらできずに野垂れ死んでいたな。


戦の傷も残る街の裏通りで瓦礫と一緒に蹲った非力な自分では。




あの人と過ごして12年


もう、なのか。やっと、なのか。


既に両親の顔も、3つ違いだった筈の兄の顔も、おぼろげなものだ。


今、思い出すのは夜目にも色鮮やかだった銀灰色の髪をした人。


もうその印象が強烈すぎて、それ以外の昔の事は脳みそのスミに追いやられたと言ってもいい。


勝手に口の端が上がる。まぁ今の自分を作ったのはまさしくあの人だ。



さぁ、そろそろ研究用の草と果実を採りに行こう。


日課はしておかないと。群生位置に変化があったりしては使う術に支障が出る。


この程度のことをサボったら、お小言をくらってしまいそうだ。というか、食らうな、確実に。



“ちんたらしてるんじゃねぇぞ、このボケッ!!”ってさ。




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