6 麻美の手作り弁当改
「龍くん!!!龍くん!!!!!」
「大丈夫だ、心配すんな麻美。ちょっと痛えだけだ。」
「ごめん!!!遅くなった!!!!」
「勇気、助かったぜ。あのままだったら流石にヤバかった。」
「僕こそ、助けてくれてありがとう。こんな事しか出来なくてごめん!!」
「バーカ、荒事は俺の仕事だろ?気にすんじゃねぇよ。」
「龍くん!!どこが痛いの?!ごめんね?!わたしのせいで!!!」
「麻美のせいじゃねぇって。だから、気にすんな!な?」
「龍くん………。」
「けど、何で勇気を狙ったんだろうな。俺が狙いだったらわかるんだけどな。」
「うん、ちょっとわからないけど調べてみる。」
勇気は交友関係も広いから何かしらわかるかもしれない。
その後、俺は救急車で運ばれた。
左腕の骨折と、背中の打撲で済んだ。
襲ってきた連中は目撃情報もあり、全員捕まったそうだ。
勇気の調べた情報によると、勇気の取り巻きが最近1人増え、その子がどうも襲撃犯の男の元カノらしかった。
その子から謝罪も受けたが、どう考えてもその男の逆恨みなので、受け入れた。
「ねぇ、勇くん、ちょっと相談があるんだけど…。」
「うん、何?」
「あのね………。」
数日後、無事退院し、左腕は不自由だが、日常生活に支障はない。
俺はいつも通りの日々を取り戻していた。
「おはよう!龍くん!痛くない?大丈夫?」
「おはよう、麻美。心配しすぎなんだよ、麻美は。」
「おはよう、龍二!そりゃ心配もするでしょ。」
「とにかくもう大丈夫なんだよ、大袈裟だ。」
昼になり、また麻美が弁当を持ってきた。
「ま、また感想聞かせてね?夜に家に行くから!」
「あぁ、わかったよ。でも、そろそろ試食はもういいんじゃないか?」
「いいの!!!とにかくまた夜にね!!!」
まぁ、麻美の弁当食えるならいいか。
あれ?弁当でかくね?いつもの5割増し位の大きさなんだが。
弁当を開けてみる。
そこには
ハンバーグ、チキンカツ、生姜焼きと申し訳程度のサラダが詰まっていた。
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