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俺と幼馴染(男)と幼馴染(女)  作者: にやり
1/6

1 二人の幼馴染

短いです。


俺の名前は武田龍二(たけだ りゅうじ)。高校2年生。


朝7時半の空気は冷たい。今俺は一緒に登校する幼馴染を待っている。


「おはよう!龍くん!相変わらず朝強いね!」


挨拶をしてきたのは、同い年の幼馴染、杉崎麻美(すぎさき あさみ)


成績はそこそこ、容姿端麗、明るい性格の学校の人気者だ。


「ごめん、遅くなっちゃった!龍二はいつも早いね。」


麻美と一緒にやって来たのは、やはり同い年の幼馴染の、浅井勇気(あさい ゆうき)


勉強はあまりしないのに、成績優秀、容姿はどちらかというと可愛いタイプのイケメンだ。


性格は良く言えば優しい、悪く言えば気が弱い、そんな感じだ。


「俺が朝早いのは毎日トレーニングしてるからな!勇気もやるか?」


俺は幼い頃からキックボクシングをやっている。


強くなることに憧れ、たまたま近所にキックのジムがあったから、通い始めたのがきっかけだ。


「僕には無理だよ~、朝起きれないし。」


「そうだよね!私が毎日起こしに行かないと起きれないもんね~?」


「ははっ、いつも感謝してますよ~。」


いつものやりとりをしながら、学校への道を歩く。


学校に着くと、2人はクラスメイト達に囲まれる。


「おはよう!勇気くん!今日も可愛いね!」


「勇気くん!今日お昼一緒に食べない?」


「勇気くん!昨日は一緒にゲームして楽しかったね!」


主に勇気狙いの女子に。


「勇くん、昨日ゲームしてたの?私も誘ってよ~。」


そして、その輪の中に麻美もいる。


「チッ!浅井の奴、毎日ハーレムごっこしやがってよ~、龍二は何も思わんの?」


「あぁ、いつもの事だしな。」


「心が広いね~。俺なんか朝からムカムカしてきたわ。」


「幼馴染だからな。慣れた。」


そう、昔から勇気は女子に人気がある。



そんなある日、夜、麻美が家にやって来た。


「龍くん、相談があるの。あのね、私、勇くんが好きなの。でも、勇くんいつも女の子に囲まれてるでしょ?


一歩リードするために、勇くんにお弁当を作ろうと思うの。でもいきなり勇くんに渡すのもちょっとなって思って。


だからまずは、龍くんに試食してもらって感想を聞かせて欲しいの。それで自信がついたら勇くんに食べてもらいたいなって。」





























そりゃねぇよ、俺だって麻美の事ずっと好きだったのに。







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