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村に戻り報告をすると、村長始め村人は大歓迎してくれた。死んだ木こりの遺品を仲間たちに返すと涙ながらに敵を取ってくれてありがとうと言ってくれた。村長に耳を見せて討伐証明書を書いて貰い、さ、スレイの街へと凱旋だ。といっても街に帰る便は明日の朝なので宴もそこそこに宿へと戻る。
アルテミスは自分の人間体が心配だったのか、宿につくとすぐ部屋の鍵を開けろと急かす。無事すうすうと寝息を立てる人間体を見て安心し(事前に結界らしきものもかけていたが)今日はこのまま寝ると横になった。
俺とアテナも夜のバトルを……まぁ流石にしなかった。疲れてたし壁も薄そうだしねシカタナイネ。
翌朝村長たちの見送りの中、無事に馬車が出発する。スレイの街まで一日あり最後まで油断は出来ないが今回の討伐依頼の反省会をする。
「アテナはもう少し体力をつけないとな。でも初の討伐依頼で割と冷静だったな、よくやった」
「ちょっとドキドキしたけど、弓が当たってよかったわ……」
「アルテミスは特にいう事はないな。これからも頼む」
「ふん、もう犬の真似などこりごりじゃ。今後はあの程度の獲物、お前たちで仕留めるんじゃぞ」といいつつ顔を赤くしている。
……そのまま何もなくスレイの街につき、ギルドの受付に討伐報告をする。感謝の言葉を受け討伐部位アンド魔石の質の確認作業を済ませ、報酬を受け取る。
報酬を三等分してもアルテミスのレンタル? 料プラス鹿を十頭分狩るよりもいいお金が入ってきた。中々の稼ぎだな。
「ほ、本当にこんなに貰っていいの?」
アテナが驚く。確かに俺もRPGとかの常識があったので思ったより高いと思ったが、考えたら命がかかってる仕事だしな。
二束三文の報酬でゴブリンを狩ったりするなろう系もあるが、あの緊張感で微々たる報酬では狩人を続ける方がよほどいいしな。
「ワシとしては物足りないがな。さっさと次の仕事を受け、早期にワシを買い取るのじゃ」
「あまり急かすな。この街の滞在予定日程ではもう無理だ。明日はフルーツ村に頼まれ た買い出しを済ませ、ルナちゃんの薬とお土産も買わないとな」
「ルナとももう一週間も会ってないのか……寂しがっていないかしら?」
「過保護じゃな。いくら病気とはいえその年齢ならワシの見た目とそう変わりはあるまい……妹とほぼ同じ見た目のワシに……このケダモノどもめ……」
「る、ルナはも、もっとちっちゃいし! そんな女の子なら誰でも手を出す訳じゃないし!」
いや、アテナさん、貴方は充分ロリコンですよ……
「何よアヤカート、その眼は……だ、大体アヤカートが……最初っからあんな……ケダモノっ!」
「ま、待て、そもそも最初に誘ってきたのはアテナだし……あの時も初めてなのに随分気持ちよさそうに……」
「も、もう……馬鹿! デリカシーなし!!」
……まぁこの後わちゃわちゃしながら、結局はまたprpr大会になってしまったのだが……。
しかし、思ったより稼ぎも良かったし、スローライフというが早々に金を稼いで家を建て、アテナとアルテミス、ルナちゃんと暮らすのもいいかもな……この国にはまだ街もあるみたいだし、城と城下町の方も行ってみたい。また異世界ならではの色んな観光名所もあるだろうし、色々行ってみたいな。
戦闘も、今回は上手く出来たがアテナとアルテミスにはもっと強くなって安全になって欲しいし、俺も事前回避だけでは駄目だ。今回はあまり鍛えてなかった風魔法の有用性も判ったし、今後は魔法を極めてみるのもいい。
ステータスはそこそこ上がっていたが、事前予測はLV1のままだったしな。こういうのの効率的な上げ方も追求したい。色々とやる事があるなぁ。




