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橙色の衣

作者: 小田虹里

この作品を開いてくださり、ありがとうございます。

いつも書く『詩』とは、趣向を変えてみました。

ぽっと、あたたかくなるものが伝わったら嬉しいです。

読んでいただけただけでとても嬉しいです。

ただ、もし可能でしたら『1点』で構いません。

残していただけると嬉しいです。


また、他ジャンルの作品も書いております。

別の作品でも、ご縁がつづいてくれたら嬉しいなと思います。

ありがとうございました。

 あなたは、私のことを振り向いてくれたこと。

 一度でいいので、ありますか?


 あの方と比べると、私は随分と控えめです。

 暗闇の中でしか、見つけてもいただけない。

 どこに居ても輝いている、あの方とはずいぶん遠く、違う。

 ちっぽけな存在なのです。


 光の強さなど、それこそ比較にはなりません。

 あの方は、自らが持つ全ての力で輝きを皆様に届けています。

 私は、その光のおこぼれをいただいているにすぎません。


 けれども、今宵の主役は私にください。

 私にしか出来ない、イリュージョン。


 日ごろ影でしかない私を、今日はきっと見てください。

 あの方の光を母なる大地が遮るとき、影は生まれる。

 私はその中を通過してみましょう。

 普段は大きく、遠く及ばないあの方の姿が消えてしまうわ。

 暗く広がる闇の中、私は橙色の衣をまとう。

 いつもと違った私の姿、あなたの目にはどう映るのでしょうか。


 方位は南東。

 時々でいいのです。

 私の姿も、そのまなこに映してください。


 あの方の光なくして、生きられない私です。

 眩しすぎる光のもとでは、心が落ち着かないあなたにとって。

 寄り添える、やわらかな輝きを灯しましょう。


 私には、私の在り方があると信じて。

 あなたには、あなたの在り方があると信じて。



 こんにちは、小田虹里です。

 今日は、いつもとはテーマの違った『詩』を綴ってみました。


 これを読んでいただいているということは、本編を読んでいただけたものとして、ネタバレしていきます。『こんなの、すぐに分かったよ』と言われるかもしれませんが、『私』とは『月』のことを示していました。

 今日は、『皆既月食』が見られます。日食とは違っていて、月が出ている場所ならどこからでも観察できるのが、月食の特徴です。特に今回は、太陽の光を地球が遮ることで出来た影の中を通過し、完全に地球の影の中にすっぽりと納まるのです。珍しいですよね。部分的な月食は、何年か前に観察出来たかと思いますが、皆既月食というと、いつ以来になるのでしょうか。調べていないので、分からないのですが……。天気が、僕の地域では崩れる可能性もあるようで、それによっては見られなくなってしまいます。時間は夜の8時から30分間ほど。見れたらいいなと思っています。でも、すでに雲が多くて怪しい雰囲気です。

 いつもは、心の闇を映し出す作品を書いています。自分自身が精神病抱えているということもあり、そういったもので苦しんでいる方に、寄り添えるような作品が書けたらいいなと思っているんです。ダークサイドの作品は、本当にそこに居る人にしか、書けないんじゃないかな……なんて。思ってしまっています。まだ、僕には技量がなく、思うような作品には到達していません。それでも、書くことも表現することも、思考することも好きなので、色々と世界を見て、感じることをまとめ、詩なり純文学なり、ファンタジーなり。作品をつくっていけたらいいなと思います。

 ファンタジーを主に書いていましたが、この春からジャンルを少しずつ変えてみて、挑戦するようになってきています。なろうに登録したてのころは、詩をよく書いていましたが、最近は書いておらず。4月の終わり頃から再びチャレンジしています。

 なろうにて連載中の作品が、幾つかあるのですが。『COMRADE』シリーズで最も新しく綴っている『最強の魔術士の憂鬱』だけ月1回ほどで更新し。他の作品が止まってしまっています。でも、どれもエタらないように完結させるつもりでいます。詩、以外の作品も見ていただけると嬉しいです。

 この、『小説家になろう』には、あまり交流のなかったネット民のひとりに勧められ、登録しました。たくさんの作品があるので、最近は空き時間を利用して、他の作者さまの作品を少しずつですが読むようにしています。とても勉強になりますし、良い刺激になります。読んでいると、自分も書きたい! という感情が高まりますね。

 今回は、短くまとめた『詩』でしたが、次はまた『純文学』にチャレンジしてみたいと思っています。

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。また、別の作品でもお会いできましたら嬉しいです。

 2021.5.26


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― 新着の感想 ―
[良い点] 小田さんへ。こんな明るい誌書けるのですね……。感激しました。一ファンよりの感想です。
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