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第8章感謝

+第8章+感謝+

翌朝、アタシは学校に行く用意を素早くし、急いで家を出た

走って南との待ち合わせ場所に向かった。

着いた時にはもう、南たちも来ていて、待ちくたびれていた。

「ごめん…今日寝坊しちゃって……。」

「うーん。そうだよ。まぁ、全員そろったし……行こ。」

皆は笑いながら学校へ向かった。

教室へ向かうと、先に来ていた人達が「おはよー」とあいさつしてくれた。

アタシ達も、「おはよー」と言い、それぞれ自分の席に向かった。

用意が出来て、アタシ達は集まって先生が来るまでいろんなことを語った。

「ねぇー七海と南ってケータイ持ってる?」

佐知江がアタシと南にそう言ってきた。

「ううん。持ってへん…南は?」

「えっ。アタシも…持ってへんで。欲しいけどお母さんがまだ早いって………」

すると、突然佐知江がこう言ってきた。

「あっ。じゃあさー七海と南がケータイ買ったらメールせぇへん?それまで紗知らーと先にやっとくで……。買ったら言ってね、メアド教えるから…絶対に。」

「うん。分かったーお母さんと相談してみる。」

「あっ。アタシも、もう一度相談しよ。」

「これで決まりやね。」

長い授業も終わって、アタシはさっそうと走って帰り、お母さんにおねだりした。

「なぁーお母さん。アタシそろそろ、ケータイ欲しいねんけど……」

「どしたん?急に?」

「えーとー友達みんなケータイ持っとるらしいねん。っでね、もしアタシがケータイ買ってもらったらみんなでメールしようって約束したんだー。」

「へぇーそうなんかー。七海は?ケータイ欲しい?」

「うん。めっちゃ欲しい。」

「うーん。分かったわ。じゃあ今度の休みの日にケータイ買いに行こ」

「うん。お母さん。ありがとうめっちゃ嬉しい。」

アタシは早速、ケータイを買ってもらうことを佐知江に電話で話した。

「あっ。もしもし、七海でーす。」

「うん。七海、どうしたん?こんな遅くに……」

「ごめんね。こんな夜に……あんなぁーアタシお母さんと相談したで。」

「へっ?何が?」

「えっ?だから、ケータイのこと……」

「そうなん?っでケータイ買ってもらうことになったん?」

「うん。それがさぁあっさりおっけーだった。」

「ふーん。やったやん。これで一緒にメール出来るやん。じゃあもう、寝るね。おやすみ」

「うん。おやすみなさい。」

━ガチャ

電話を切り、アタシは明日の用意をして眠りについた。

翌朝,アタシはいつものように急いで用意をし、急いで家を出た。

そして,いつもの待ち合わせ場所についた。

今日はいつもより早く着いたと思っていたけど、やっぱり皆はもう来ていた。

「七海ー今日は早いね。行こー」

「え……うん。ありがとう。行こっかぁー」

アタシ達は、おしゃべりをしながら学校へ向かった。

アタシはときどきこういうのが永遠に続いたらなぁって思う。

「ちょっっ。七海ーはやくはやくぅー。学校遅刻しちゃうってー」

「え……あ…うん。ごめーん,すぐ行く。」

教室に着き、また先生が来るまで他愛ない会話をしながらいつまでも、笑い続けていた……

わたしは、南たちとおしゃべりをしているのがとても幸せです。

神様………お願いです。どうか,南たちと永遠にこうして一緒に笑い続けられるように時間を止めて下さい。そして……今までのあの辛い過去を消して下さい。

それ以外は何もいらないから…………










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