第5章出会い
これも小説の続きです。
+第5章+出会い+
アタシは、とてもショックで3日間何も食べていない,あれから学校にも行かなくなった……
でも、学校に行かないとお母さんに叱られるから学校の制服を着て、学校に行くふりをする。
今日も,お母さんに「行ってきます。」と言って1人で暇つぶしをしていた。
「今日はどこ行こう…公園は飽きたし,まだお店はあいてないし………」
そう思いながらも公園で暇つぶしをすることにした。
歩いて公園に向かおうとした途中にアタシはいい施設を見つけた,それはフリースクールだった………
ーこれがアタシとの出会いだった・・・
「こんなとこに施設なんてあったけ?」
そう思いながらにもフリースクールの中を少しだけ覗いてみた,そこにはアタシみたいな人たちが良い笑顔で友達と仲良く喋っていた。
すると、学園長さんらしき人がアタシに気付きこちらに向かってきた。
アタシはすぐに逃げようとしたが学園長さんらしき人がアタシを呼び止め優しく言ってくれた。
「私は学園長の山本彩子よ。ちょっと中見てみる?」
アタシは迷わず答えた。
「どうもアタシは中学1年の石原七海です。中見てもいいんですか?」
「もちろん」
学園長に案内されながらアタシは中を見学した。
フリースクールの中を見て「この子たちはなんて明るいのだろう………」と思った。
そしてアタシは学園長にいじめられていたことなどすべてを告白した。
「そう。七海ちゃんはこんな辛い体験があったんだね・・・お母さん達にはそのこと話したの?」
「いえ,まだ誰にも話してません……でもいつかは言おうって決めてるんです。でも……言う勇気がなくてつい………」
「そりゃ言えないよね。分かるわ七海ちゃんの気持ち………実はねこの子たちも七海ちゃんと同じ体験をしていたの………でも,フリースクールに通って変わったのよ。今じゃ笑顔が絶えないくらい楽し気にしてるの。もしかしたら七海ちゃんもここに来たら人生が変わっちゃうかもよ………」
「そう……かな………」
「うん。絶対変われるわ,七海ちゃんなら。だって笑顔がいいもの,少しここに通ってもいいよ。」
「はい。ありがとうございます。お母さんに相談してみます。」
「はい。でも、1週間ぐらい通ってみてそれから考えてみたら?それからでも遅くないわ。」
「……はい。どうも,お邪魔しました。ではまた明日もよろしくお願いします。」
「はいはい。待ってるわね。」
「さようなら。」