第4章辛い生活
これも、小説の続きです。
まだまだ続くので最後まで読んでみてください。
+第4章+辛い生活+
≪いじめ≫を受けて1ヶ月が過ぎた5月のある放課後、アタシは1人で数学の教科書を探していた。
「あれぇアタシの教科書ドコだろう」
どこを探しても教科書は見つからなかった・・・
その時、5・6人ぐらいの女の子たちがアタシを囲ってこう言われた。
「あ〜あんたの教科書ならトイレに捨ててあったよ。」
こう言い残して女の子たちはどこかへ行った・・・
アタシは急いでトイレへ向かった。
「バタバタバタ………」
トイレに着いたアタシはびっくりしていて言葉も出なかった・・・
「うそ、なんでアタシの教科書がこんなとこに捨ててあるの」
教科書は右から2番目のトイレに捨てられていた・・・
アタシはびしょびしょに濡れた教科書を拾って少しの間、か細い声で泣いた…
「アタシ…もうこんな辛い生活やだよ…」
1時間ぐらい泣き、少し落ち着いたアタシは誰もいない廊下を歩き、そっと校門から抜けだして家に帰った。
家に帰ると、いつもどおりお母さんが快く出迎えてくれた。
「おかえり。七海,ご飯まだでしょ?今温めるから待ってて……」
アタシは、今さっきのショックが大きすぎててあまり食べ物が喉に通らなかった・・・
「いらない。」と言って一目散に自分の部屋へと向かった。
アタシは何の為に生きてるの?いじめられる為?それともアタシを苦しませる為?
それならアタシ・・・死んだほうがいい・・・
ねぇ,神様ってホントにいるの?いたら助けてよ,アタシを楽にさせてよ,生まれ変わらせてよ・・・
ど〜してみんなはアタシのこと信じてくれないの?ど〜してみんなはアタシを汚いような眼で見るの?
どうか教えて下さい。
アタシは・・・生きていてもなんの役にも立たない・・・
だから・・・この無残な姿のアタシをかき消して・・・
お願いします・・・・・どうか・・・・
アタシは今あなた達を心の底から恨んでいます。
今度、絶対に生まれ変わってやるんだから…………
それまで、陰口を言っても悪くは言いません。