第2章別れ
+第2章+別れ+
卒業式が終わって、帰ろうとしたアタシに突然舞がアタシの手を引いてこう言った・・・
「アタシね引っ越すことになったの……………だから、七海と話すのはこれで最後だと思うの、でもねアタシ七海の家にたまに遊びに来るから・・・」
アタシは舞からの話を聞いてとてもショックだった・・・
「・・・うん、ありがと。アタシ舞といててとても楽しかったよ。たくさんの思い出をありがとね。舞と別れるのは寂しいけど・・・違う中学校でもアタシのこと忘れないでね。」
「うん。分かってるよ。アタシのことも忘れないでよね・・・」
卒業式が終わった夜、私は舞に手紙を書いた。
手紙を書き終えたアタシは悲しさのあまり泣いた,どれくらい泣いただろうか気がつけばもう夜がふけていた。
「アタシ・・・このまま寝ちゃったのか」
アタシは素早く用意をして家を出た。
自転車で舞の家に行った,舞達はちょうど出発する所だった・・・
「舞,待って。」
アタシは車に乗り込もうとする舞を呼び止めた。
「あっっ。七海来てくれたんだありがとう。それと今までありがとう。」
アタシはカバンの中にしまってあった手紙とプレゼントを取り出して舞に渡した。
「舞,アタシも今までホントにありがとね。舞といててほんとに楽しかったよ。それと、これはねアタシのお礼の気持ちだから・・・あとで見て」
「・・・うん。ありがとう。アタシそろそろ行くねバイバイ」
「うん。バイバイ」
アタシは車が見えなくなるまで見送った。
家に帰り、アタシはさっきの見送りのときに我慢していた涙の分まで思いっきり泣いた。