第15章約束
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初めてのキスをしてからアタシは,いろいろ変わった気がした
化粧もするようになったし,髪の色は黒ではなく明るい金髪に変え,あまり好きではなかった香水も付けるようになった。
「行ってきまーす」
「はいはーい。でも……七海めっちゃ変わったやん大丈夫?」
「うん。大丈夫,行ってきまーす」
アタシは,歩いて学校に向かった…
学校に着き,3−Bの教室に向かった
─ガラッッ
「みんな,おはよー」
クラスの人たちはアタシのカッコをみてア然としていた。
「七海,おは……よう」
舞たちもアタシに気づき,ア然としていた。
「えっっ?七海どうしたん?その格好……」
「んん?あっ,これ?ちょっとねーイメチェンしてみたのどう?」
「うん。七海めっちゃ可愛くなってるよーねぇみんなぁ?」
「うん。うん。初めはびっくりしたけど………めっちゃ可愛いよ七海ちゃん」
「えっ?ありがとうアタシ,イメチェンしてみてよかった。みんな,ありがとう」
「えーいいじゃん,ってかアタシら何もしてへんし………」
「そっかぁー,でもありがとう」
「あははは………」
アタシ達はいつまでも笑い続けていた…………
アタシは隣の教室に行った,隆太に見せる為に………
「隆ー太」
隆太はアタシに気づき,上下に手を振っていた。
「おー,七海めっちゃ似合ってるで」
「うん。ちょっとイメチェンしてみたぁー,ありがとう」
「俺,今七海呼ぼうとしてた。あんなぁー今日,屋上にきてくれない?」
「うん。オッケーだよ,でもなんで?」
「いいから」
そして,あっという間に放課後が来てしまった。
アタシは,半信半疑のまま屋上に向かった。
屋上に着き,深呼吸をひとつしてドアに手をかけた。
─ガチャ
隆太は1人座って待っていた。
「隆太ぁーごめん。おくれちゃった」
「おう。まぁ座れって」
アタシが腰をおろしたとたん,急に隆太に抱きしめられた
「へ?なに?」
「七海,俺たちがココ卒業したら一緒に結婚してほしい,約束してくれるか?」
その時,初めてのプロポーズで目に涙がたまっていた。
「それって百人力だよ,ありがとう。アタシ隆太と結婚したい。絶対約束する」
「ホンマに?じゃあ指切りしよ」
「うん。しよー」
アタシ達は小指と小指をからませた
「ゆびきりげんまんうそついたら…………」
「はい。じゃあ絶対ね」
「おう。お前もな」
アタシ達は,結婚しようと約束を交わした………