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第13章誘い

+第13章+誘い+

彼氏が出来たことを舞たちに話すと,予想通りびっくりしていた。

「えー?うそやろ?出来たん?彼氏………」

「いいなぁーってかアタシ七海に先越されちゃったぁー」

皆は口々にそう言っていたけどアタシと同じ彼氏持ちの洋子は褒めてくれた。

「やったやん?七海,おめでとう」

「うん。ありがとう。洋子だけだよそういう風に言ってくれるの………同じ彼氏持ち同士頑張ろうで」

「うん。がんばろう」

「あっ,ところでさぁー洋子と七海はカレカノ同士なんて呼びあってんの?」

突然,綾子が興味ぶかそうにたずねてきた。

「アタシはぁー裕太郎だから≪裕君≫って呼んでるよ。でも裕君はアタシのこと普通に(洋子)って呼び捨てにしてるんだぁー」

「アタシはね,≪隆太≫って呼び捨てにしてるよ。隆太もアタシのこと呼び捨てにしてるんだぁー」

「ふーん,そうなんや」

「うん」

「いいなぁーアタシも早く作らなきゃ」

アタシ達が彼氏について盛り上がってる途中,突然アタシのケータイが震えだした。

すぐにケータイを開いた。

「誰から?彼氏から?」

アタシは首を縦に振ってメールを見た。

─七海,今日も一緒に帰ろーぜ。

  あと今度の土曜暇?暇だったらメールちょうだい。

                     隆太

「うわぁー七海めっちゃいい感じじゃん?」

「ありがと。でも,人のプライバシーを勝手に見ないでー」

「はいはい。(プライバシーかぁー)」

アタシは隆太のメールを読み終わり,素早く返事をした。

─隆太ぁー土曜おっけぇーだよ。

   でも,土曜どこ行くん?教えて?じゃあね……

                     七海

10分後隆太から返事が届いた。

─今度の土曜は遊園地に行きまーす。

  お楽しみにーでは……

             隆太

それは,アタシにとって初めてのデートの誘いだった………

「七海,良かったやん?誘ってくれて………」

「ありがとう………でもめっちゃ緊張するー」

「七海リラックスリラックス…………」

「う………うん。」

初デート前日の日,アタシは全然眠れなかった………緊張していたのだ

「嫌われないかな?明日の服何着て行こう……?」とかいろいろ考え過ぎて眠れなかった。

神様には本当に感謝しています。

ありがとう………



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