第11章悩みごと
+第11章+悩みごと+
お姉ちゃんを玄関まで見送った後,ケータイが鳴っていることに気づき急いで,ポケットからケータイを取り出し,開いた。
着信1件 メール3件
アタシはまず,着信の方を見た。
「今から駅前のマックに来て。」
それは,洋子からの着信だった。
≪おっけぇー≫
アタシはメールで適当に返事をしておいた。
次に,メールの方を見た。
1件目のメールはお母さんからだった。
次の2件は紗知からだった。
「ねぇーいまさっき,洋子からメールきたやろ?話って何やと思う?マックまで一緒に行こ。」
≪おっけぇー行こ≫
紗知にも適当に返事をして,ケータイと財布を持って家を出た。
紗知と待ち合わせて,2人でマックへ向かった。
マックに着き,ドアを開けた。
洋子はすぐに見つかり,洋子がいる席へと足早で行った。
「もぉー2人ともおそいよぉー」
「ごめん,ごめん。話ってなに?」
「……うん。あのね,アタシ……好きな人がいるんだけどーどう思う?」
「えっ?誰?その人………」
「え……と鈴木裕太郎っていう人やねんけど……」
「ふーんってその人同じクラスの子じゃん」
「う………うん。そうなんやけど」
「じゃあ1回告ってみれば?」
「えー,無理だよう………」
「恥ずかしがらずに………頑張れ。アタシら応援するからさっっ」
「あ……ありがとう。」
「だってアタシら友達じゃん?」
「う……うん」
こうして,洋子の恋バナ会議が終わった………
洋子,頑張れーアタシたちはずっと洋子の応援するから………
だから,あきらめずにアタシ達を信じて頑張って………………
神様……お願いです。
どうか,洋子と鈴木君が永遠の愛で結ばれるようにしてあげて下さい……
そして,一生一緒にいられるように愛し続けれますように……………
アタシは,ただただ貴方達の幸せを祈っています。