第1章卒業
貴方は私をいつまでも幸せに出来ますか?
+第1章+卒業+
「七海!朝ご飯よ〜!降りてらっしゃい」
「はーい!」
アタシは、まだ眠い目をこすりながら、下へとおりた。
「おはよう!」
下には、お母さんとお父さん、そして姉のさくらが朝ご飯を食べていた。
「もう!7時30分だよ!学校8時からじゃなかったけぇ〜」
姉のさくらが、心配そうに言ってきた。
「えっ!うそ!!もう7時30分?ヤバっっ!遅れるぅ!!!」
「もう!あんた今日でしょ?卒業式。卒業式そうそうに遅刻なんかしないでよねぇ〜!!」
「だって起こしてくれなかったから…」
アタシは、急いでご飯を食べて卒業式に着る服に着替えて、一目散に家を出た。
「行って来ま〜す!!」
「はいは〜い気を付けて行ってらっしゃいね!」
アタシは、走って学校に向かった。 どうにか間に合って、教室に入った。
「おはよう!!」
友達の舞に挨拶をして、先生が来るまでおしゃべりをした。
「あははは!!」
しゃべっていた途中に先生が入って来た。
─ガラッッ!
「今から6年生最後の出席確認するぞ〜。」
「早瀬友美さん」
「はい」
「藤野祐樹君」
「はい」
「渡瀬舞さん」
「はい」
「石原七海さん」
「はい」
……………
全員の出席確認が終わり、先生がこれからの予定を話した。
「え〜今から卒業式なんだけど………みんな頑張ってね!!」
そして、卒業式本番になり、アタシ達は、先生の合図で入場した。みんなが席に付き、鳴っていた音楽も消えた。
授与式のときは、かなり緊張した。授与式も終わりそしてついにアタシの出番が来た。
「次は、卒業生代表の石原七海さんが答辞を読みます。」
アタシは、緊張しながらにもステージに向かった。
「私達36名が今日、そろって卒業します。………お父さんお母さん、地域の方々、そして最後まで見守っててくださった先生方本当にお世話になりました。中学生になっても、小学校で学んで来たことを生かして勉強や部活動など一生懸命頑張りたいと思います。ほんとうにありがとうございました。」
こうして卒業式の幕を閉じた……。
貴方は、今辛い生活を送っていませんか?辛い思いをさせている人はいませんか?私はこの小説を書いて思いました。「人は誰でも、辛い思いをするんだな」とそれで、耐えきれない人は死を選び自分の命を無駄にしている人がいます。でも私は、そんな考え方は間違っていると思います。だって人は、いつか幸せになるんだから………。 神無より