13日目(O゜皿゜O)ろりきょう<ハタヲカカゲヨ!
「あれ?もう終わったの?じゃあこれとこれもやっといて~!私の仕事だから終わったらゲラを出して私に渡してね」
「は?」
「ロリ君!いやはや、昨日のイラスト最高だったよ!今から5枚ポスターお願いね、詳細はメールにあるから!」
「いや、これ他のチームの仕事じゃ……」
「君が良いんだよ!ヨロシクゥ!」
「へ?」
「ローリさん!いやいや~今日もお美しくて貴方の専属営業マンになれた私長谷川は幸せ者であります!これからもヨロシクお願い致します!
なので昨日の良い忘れていたぁお仕事なんですが……こうチョチョッとお願いしますね★」
「いや、これ期限g……」
「さっすがー!神も駆け出す慈悲深く寛大なロリ様巫女様仏様!よ!よ!!未来の女社長!……じゃっ!」
「え?」
あらあら、定時1時間前にこんなに……仕方ありませんやりましょう
~2時間後~
「私は召し使いかっつーの!!自分の仕事は自分でしろし!なーにが昨日言い忘れただよ!それ昨日納品予定の物じゃねーか!よくクビにならないもんだな!」
仕事終わりのロリさんはいつもご乱心ですけど、今日は増してご乱心ですね
「だいたい皆としうeッヒャ!つべた!」
あぁあぁ、水溜まりに地団駄を踏んでた足がダイレクトアタックしちゃいました……
「むぅ~お洋服がグショグショ……お金持ってて良かったけど今日はついとらんのぉ……トホホ」
洋服を買いにいくんですね!ここなら沢山有りますよ
「探すのめんどくさいしここにしよ」
「いらっしゃいませー!↑↑
あら!可愛いお客様!モデルでもやられてるんですか?」
「あ、いや、別に……」
ロリさんは変にテンションが高い人が苦手です
「そーなんですか!あ、そうそう!こんなお洋服なんてどうですか?」
「うっわぁ……だせぇ」
さすが原宿ですねハデハデです、コスプレ衣装にしか見えません
「あの落ち着いた地味なお洋服でお願いします」
「かしこかしこまりまりマリオネット~★」
「あの人は大丈夫なのだろうか……薬やってそう」
こらこら正直すぎですよ!
「こーーーー↑↑れなんてどうでしょうか!当店では地味で特徴がないと破棄寸前のお洋服!大きな天使のはねと500円という激安価格しか特徴がないものになります!」
「いやメッチャ言うやん……てかそんな服を何故私に売ろうとしたし!」
「だってだってぇ~この商品以外は全てエレクトリカルパレードしくよろハデハデですから!」
原宿ですから仕方ありませんよ
「じゃあそれで」
「お買い買い買いお買い上げありがとうございマダガスカル!!それ!ココ!」
「……っそ」
凄いですね店に数十分居ただけでまともに歩けなくなるなんて……
「もうあんな場所で買い物しない……」
しかし周りの人達が写真を撮ってますね、話しかけて来ない辺りヤバイ人だと思われてるんでしょうか
「やっと電車だ静かでいいなぁ……」
静かというか……ボロ雑巾みたいに疲れきったサラリーマンが沢山いますね
「やっと座れる……スヤァ」
ロリさん寝ないで!皆こっちを見てますよ!
「ほえ?」
「女神だ……」
「女神が現れた!」
「救世主だ!救世主様だあぁぁぁぁぁあ、我々を癒しに参られたーーーー!」
皆疲れて頭が回ってないんですね、まるでロリさんに洗脳されているようで不気味
「私が女神?」
「我々下界の言葉が届くんですね!」
「す、スゲェ!名前は何て言うんですか?」
なにチヤホヤされて気持ち良さそうな顔を……
「ふふーん、私はロリ、キュア・ロリ・イタリアンである!」
「あぁぁぁぁぁあ!ロリ様だ!」
「ロリ様あぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
(これが宗教というものか……気持ちが良い……私を雑に扱う人が一人もいないこの世界最高~グヘヘ)
ロリさんが変な世界を知ってしまいました
「そうだ!宗教を作ろう!そしてアットホームで平和な新世界を作ろう!!」
これが後のロリ教であった……
「世界のお兄ちゃんお姉ちゃんおはようじょーー!」
―― HAPPYEND ――
……嘘です