とうかめ(゜ロ゜)あけましたん<コトヨロ!
《私達は今コミックマーケット、通称コミケと言うところに来ていまーす!》
「ありゃ~人だらけだねぇ、フンボルトペンギンの大群みたい!ねぇペド~」
冬コミの特集ですかしかしペンギンの名前お詳しいんですねロリさん
「フンボルトって……まぁそうだね冬でも暑くて汗をかくほどだからね、しかしこんなにいたんだ」
「そういえばコなんちゃらに参加してたんだっけ?」
「コミケね、コなんちゃらってあと二文字ぐらい覚えなさいよ」
「わたしにもミカン!」
ふふふ、妹の膝の上で食べさせてもらってるこの光景、見ててほのぼのしますね
《見てください!このフィギュア!凄いリアルです!子役がモデルでしょうか……可愛らしい》
なんかあのフィギュア、ロリさんに似てますね
《このフィギュアを作ったヘルニアPさんです!
可愛いですね、このフィギュアのモデルは誰なのでしょうか?》
《フフフそうでしょそうでしょう、私の天使です、グフフ……》
《て、天使……へっへ~そうだったんですか、作るきっかけはなんですか?》
《この頃一緒にいる時間が減ってしまったのでそれの寂しさを無くすために作りました、グフフ》
「凄いね長く映されてるよ!天使だったんだ~可愛い!でもヘルニア?って人ペドに似てるねぇ……
しかもあのフィギュアもどこか私に似てる」
「それ自分で自分の事を可愛いって言ってるのと同じだよ、ほらそんな事いいから年越しそば作ってくるから膝から降りて」
「分かった~私もおトイレ行こー」
(と、言いつつペドのお部屋に行っちゃお~!
ヘルニアpの声といい見ばれ防止にかけてた見覚えのあるサングラスといいペドに違いない、何よりあの動揺した感じが全てを語っていた)
ロリさん、趣味が悪いですよ!
「ちょっとだけフィギュア見ちゃおー★」
私はドアを開けた瞬間、悪寒と共に思考が止まる。
「え?」
壁を覆い尽くす大量の自分の写真、ベッドには自分の全裸姿がプリントされた抱き枕が転がっていて、永遠にループされている自分の映像、
目をそらそうと横に視線を反らすととなりには口紅のキス跡や、舐めたのだろうか頬や体など所々色落ちした例のフィギュアの等身大バージョンが置いてあった。
「は、ははは……リセットおぉぉぉぉぉお!!」
その後、除夜の鐘と共に壁に頭を強打し自分で自分の記憶を消したロリは年始ペドと平和に過ごすのであった……
―― HAPPYEND ――