オタクが起こす改革までの物語
俺は、一般人より少しオタクの伊野正司、16歳高校生彼女はいない。
まあ、彼女は欲しいがこの至福の時が少なくなってしまうと思うと、やっぱり少しだけ彼女はいらないかもなどを考えてたら未だに彼女はいない。
休日だし、いつも通りネットサーフィンでもやっていたそんな時だった、部屋の扉を強く叩く音が聞こえた。
これは、多分幼馴染みが来たのだろう。
「何だよ~、また俺の邪魔をしに来たのか」
そう正司は答えた、そう言ったらそいつは入ってきた。
正司の幼馴染みの高校生真栄田愛16歳、俺より身長は少し低い。
「当たり前でしょ、正司がいつも休日は家にこもっているのが悪いんじゃない」
愛は、そう言って呆れていた。
「別に良いだろ、俺は俺なりに良い休日を過ごしているんだからよ」
「それでいつも家にこもっているから悪いのよ、ちゃんと外へ出て遊びに行けばいいのよ!」
そう言われてまあ今日は外へ出ることになった、まあオタクは外でも楽しむ所はあるから大丈夫だろう。
「でっ、何でお前も着いて来てるんだよ」
「別に良いじゃない、私の自由でしょ」
「なんて横暴な女なんだこいつは、まあお前が来ても何が何だか分からねぇと思うぞ」
その言葉に、愛は反抗する言葉はなかった。
勿論、愛は大体行き先は分かっていたのだ。
「うおースゲェマジか売ってるんだな、ここにももうないと思ってたけど」
店内にその声は、かなり響いていた。
「そんなにすごいの?」
愛は聞いた。
「当たり前だろ、これはイベント限定でしか購入出来なかった激レアなフィギュアなんだぞ!」
そう言われても、興味を持たなかった。
「あ~あ、話が合う奴と来たら絶対楽しいのにな」
そう言って正司少しだけ、がっかりしていた。
「でも、女の子と一緒に来れてるじゃない」
少し笑顔で愛は、言った。
「うるせぇお前のことは女と、思ってねぇからな」
そう言ったが、正司は少し顔が赤くなっていた。
「何で顔、赤くなってんの?」
愛は、正司のことをからかった。
「少し暑かった、だけだ」
結構無理がある、嘘だった。
「ふーん、そうなんだぁ」
かなり上からものを、言った。
「何でも良いだろ」
そう言って、店を出ていった。
今度は、小説の新刊が何が出ているかなどを見るために本屋に行った。
「お~やっぱり、ネットで見るのとは違うな」
正司は、そう言った。
「何がスゴいのか、私は分からないなぁ」
愛は、また興味がなさそうに答えた。
「何でこの良さが分からないのかが、俺には理解出来んよ」
正司は、そんなことを言っていた。
「そんなの、私に分かるわけないじゃない」
愛はそう言って、少しだけむくれていた。
まあそんな感じで、今日は終わった。