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36.  ◇夫の異変

36.  ◇夫の異変


 私が夫(すぐる)の異変に気付いて1年余りたった頃、英と影木景子が

かなり以前から親密にしているようだと、同じ医局の先輩後輩たちから

チラホラ耳にするようになっていた。


 私、英、影木景子は同業で医師だ。

 そして影木景子は科は違うが私たちの先輩になる。


 聞くところによると、最近では隠すことなく同僚たちの

目の前で堂々とLove A Fairを繰り広げているらしい。


 もうそれは周知の事実になっていた。


 最後に知ったのが私?  ってこと。

 あ~あ、だ。


        

 開き直って私の耳に入れたくて、わざと大っぴらに彼らは付き合って

いるのだなと……鈍い私にも分かった。           

       

 なかなか、気付かない私に、さぞかし彼らは焦れたことだろう。


 夫は家であからさまに私のことを避けたり罵倒したりはしない。


 表向きは今まで通りのやさしい(振りなのか?)夫でいるが、7年付き合い

4年の結婚生活を一緒に過ごした私には、分かっていた。


 もう、夫が全く私に興味を失くしていることを……。


 夫の様子や職場の人たちからの情報から状況判断するに、

夫が彼女にのぼせていて、追いかけているようだ。


 何度も夫が景子にアプローチかけて振り向かせたということを知った時、

私は『まだ夫を愛している一緒にこの先もいたい』という自分の望みを

手放そうと決心した。


 本当に夫のことを好きだったので、彼の邪魔はしたくないという

純粋な気持ちから。

 

 ここまで気持ちを固めて夫からの言葉を待っていたけれど

夫は何も私には言ってこなかった。


 だから私はある日、彼に言った。



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