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34―― 長い白昼夢から目覚めた六田亜矢子 ―――

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―― 長い白昼夢から目覚めた六田亜矢子 ―――



 過去にも何度かっていってもほんとに数える程なのだが

白昼夢を見たことはあった。


 しかし、こんな生々しい夢は初めてのことだった。


 しかも、リアル実家のご近所さんが出てきて、果ては

自分が対極の立ち位置にいる人物として登場するなんて、

本当にぞくりとする夢物語だった。



 今まで母が暮らすご近所の娘さんのことなどトンと忘れていたというのに、

今頃こんな衝撃的な形で思い出すとは……。


 不安に思ってなくても、かなり精神的にきているのだろうか?


 

 確か母から聞いた話は大山貴理が既婚者と付き合っていて

夢でいうところの啓吾だが、その啓吾の妻、香織がかわいそうな

ことになってるらしい、というところまでだった。



 なのに、私の夢はその先まで進んでいた。



 あれは正妻を脅かす不倫というものに嫌悪感を感じる私が、

そういった人達に対して制裁を加えたいという潜在意識が

成した所以なのだろうか。



 はぁ、夫婦ってなんだろうね。


 ここにきて、こんなことを深く考えなきゃいけないような

状況になるなんて、はぁ~ 人生って奥が深いねぇ~。 



 私は フーっとため息をついた。





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