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28.


 半年程して啓吾がこちらに帰ってきたことを、ご近所のうわさで知った。


 私は別段、元夫のことは浩暉さんには伝えていない。

 浩暉さんから何か聞かれたら、その時にはちゃんと話せばいいという

スタンスでいる。



 再婚相手である浩暉さんとの生活は、充実していた。

 誠実で経済的にも恵まれた彼との幸せな結婚生活。


 そばには親しい友人もいる。

 そして、啓吾との結婚生活とは経済面で大きく違っていた。



 経済的に恵まれるって、お金だけが全てではないけれど

大きな安心感があるなぁ~って思う。



 そんなふうにすごく実感するけれど、啓吾との結婚生活だって、

仮に啓吾がずっと誠実なままでいてくれていたら、今頃私たちは

ここで自分たちの城である店舗を持ち、生活も豊かになり、お互いを

思い遣れる充実した生活が待っていたに違いなかった。



 そうそう、私の母は、離婚そして再婚と一連の流れの中での紀ちゃんの

親身な対応と、私へのお姉ちゃん発言に顔を綻ばせて喜んでいた。



 紀ちゃんにもお礼の手紙を送ってくれたらしい。


 紀ちゃんは、定期的に自分の実家のように母に会いに行ってるらしく、

会った時にも母は彼女にお礼を言ってくれたみたい。


 私も母も、紀ちゃんに脚向けて寝られないや。

 紀ちゃんは、私の母に対して同じこと言ってるけど。


 幸せな生活を過ごしていたある日、啓吾から相談したいことがあるから

会ってほしいと連絡があった。



 何? 今頃……。


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