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「中学2年の後半からどんどん身長が伸びてガタイも逞しくなっていって

母に対して自信がついた。


 母に対してっていうか大人全般っていうか、もう小さなままの子供じゃ

ないぞっていう感じ?


 その頃出入りしてた男に新しい女ができて母と男が揉めにもめてね、

母ったらお金もいっぱいその男に貢いでたのに捨てられの。


 見ていてたまらなかったわぁ。

 女もここまで落ちぶれたらおしまいだぁ~、だははっていう感じで

見てたわね。


 ちょうど、もうすぐ義務教育も終わろうとしていた頃だった。


 自分の人生がかかってたから、一か八かで勝負に出たの」



「やるぅ~ 紀ちゃんすごい。

 ぞくぞくしてきた。

 次……早くはやく」



 「おかあさん『やっと……やっと男と切れたんだから

もう2度と家に男を入れるのは止めてほしい』って母に言ったの。


 返事をしない母親に更に言った。


 付き合うのまでは口出ししないけど、もしまた今までのように家に上げたり

したら、私にも覚悟があるからって。


 そしたら、母親を脅すのか恐ろしい子だよ、とかなんとか言ってたな。


 私の忠告が効いたのかたまたま男日照りが続いただけなのか、しばらく

ふたりだけの平穏な日が続いたんだけど、もう卒業目前って頃にあの女

ほろ酔いかげんで男連れ込んできやがった。



 それからその男は当然のように居ついたわ。

 私はすごく母親にムカついてた。


 ある夜のこと、母親がすぐ側にいるのにそいつ、私をっていうか

私の身体を舐めまわすように見てるの。



 気持ち悪かったけど、えいっままよっと自分の人生かけての大勝負に出た。


 男はかなり酔ってたし母も結構飲んでたかな。


 ふたりは和室で何やらグタグタ楽し気に話してたけど、そのうち

 男が水を取りにキッチンに来てコップ一杯の水をごくごく

喉を鳴らせて飲んだわ。


 で、コップを置きながら傍に立ってた私のほうに視線を向けたの。

 なんとも言えない本当に気色悪い表情だったわ。


 だけど、そんなこと言ってられない、ここで勝負しなきゃって

私は男の目の前で上に着ていたTシャツを首から抜いて上半身下着姿に

なって胸を強調しながら言ったの」



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