ありもしないノスタルジア
四葉のクローバーを本に挟む
ブランコには君と蝉の声
ゲームに群がる子供たち
リビングに響くピアノの波
午後3時の森
クッションの抱擁とぬいぐるみ
ありもしない幻影は
ゆっくりと
穏やかに
崩壊していく
———————————————————————
2023/06/05の詩 解説
何故人はありもしないノスタルジアを傍観するのか。
そんな幻想の先には何があるのだろうか。
理由なんて、ないかも知れない。
意味なんて、ないかも知れない。
それが人間として生きてる証だから。