表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/907

罪悪感と生きるという事

「私は醜くないか?」

 私は大人で、正しく生きていかないといけないと思っているが、だが醜いと思っている。生まれつき汚い人間はどれだけ綺麗に生きても醜いままなんだろうか。いや、綺麗に生きれないのだろうか。


 正しさ、倫理そういった道徳観念が育っていないころ、私は醜かった。今の私が昔の私を評価すると、気分が悪くなるほどだ、誰かを傷付け、暴力を奮い、いら立っていた。そういった先に今の私がいる。

 中学、高校を経て、他者を知り、正しさを知ったことでそれが醜いと知った。だが、本質はそうなのにそうでない事を正しいと思ってしまった私は日々細かい事でイラついて苦しくなっていった。怒鳴りたい、殴りたい、自分が上だと思い知らしめたい。


 どうしたらこの苦しみから抜け出せるだろうか、人を傷付ければ抜け出せるとしてもそれを正しいと思えない自分がいる。だとしても、生きていかないといけない。人は人を苦しめても、いや苦しめるぐらいなら死ね。そのはざまで生きていく。

 ならば私は中途半端に人を苦しめるゲームでもやって生きていくか、これで解消されるかは分からないし罪悪感でねじ切れそうだが、私はこういう事をして生きて……いこうと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ