罪悪感と生きるという事
「私は醜くないか?」
私は大人で、正しく生きていかないといけないと思っているが、だが醜いと思っている。生まれつき汚い人間はどれだけ綺麗に生きても醜いままなんだろうか。いや、綺麗に生きれないのだろうか。
正しさ、倫理そういった道徳観念が育っていないころ、私は醜かった。今の私が昔の私を評価すると、気分が悪くなるほどだ、誰かを傷付け、暴力を奮い、いら立っていた。そういった先に今の私がいる。
中学、高校を経て、他者を知り、正しさを知ったことでそれが醜いと知った。だが、本質はそうなのにそうでない事を正しいと思ってしまった私は日々細かい事でイラついて苦しくなっていった。怒鳴りたい、殴りたい、自分が上だと思い知らしめたい。
どうしたらこの苦しみから抜け出せるだろうか、人を傷付ければ抜け出せるとしてもそれを正しいと思えない自分がいる。だとしても、生きていかないといけない。人は人を苦しめても、いや苦しめるぐらいなら死ね。そのはざまで生きていく。
ならば私は中途半端に人を苦しめるゲームでもやって生きていくか、これで解消されるかは分からないし罪悪感でねじ切れそうだが、私はこういう事をして生きて……いこうと思う。




