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死の力の活用法
「世界の死を自由に決める力があったらどうする?」
「……色々混乱が起きそうだな。ベターなやり方として、とりあえず5回の残機性にするか。死の権限にどこまで力があるか分からないが……老化を止める事は出来ないと仮定するなら、80才以上は復活させないようにしよう。リスキル状態になってしまう。逆に未成年が死んだ場合はその親から親権を取るような社会システムになるよう申請したい」
「……なるほど、どちらかというと死を決める権限を活用する方向性なんだね」
「せっかく機能があるならばそれを有効活用する務めるべきだと考える。たとえ、いつかそれを廃棄するとしても、廃棄する理由が判明するため使うべきだ」
「未来に対して希望を持っているね……僕は一度始めてしまったらやめられないことが多いからこそもっと慎重になるべきだと思うけど」
「大人は未来を刻むべき存在だからな。未来に受動的に責任を果たすのではなく、能動的に責任を果たすべきだと考えている」




