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大きさも本当はどうでもいい悪意
「ある日僕は無敵の人になった。過程は別にいいだろつまんない話だ。でも、昔から無敵の人には不満があったせっかく捨て身に慣れたんだからもっと難しいことをしようと。そうじゃないと捨て身という概念に失礼だろう。人は捨て身になればなんだって、とは言わないけど。もっと大きい可能性が有るものだから。だから僕がこれまでの人生で殺したのは3年間で354人だ。
君と話しながら僕はそれほどの事を成し遂げたんだぜ。もっともっと成し遂げるしもっともっとやって見せる。だって、一人だけだったら情けないとかで終わらせるんだろう。それで終わらせる軽薄さが80億だって殺して見せる覚悟に変わるんだ。どっかのたった一人の改心のためなら人類なんて絶滅しても構わない」




