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ムカつくやつのためなら
「まあ、予測していた。俺は他人に好かれる存在じゃないからな。だが、逆に思わないか。お前らは俺に好かれていると思っていたのか? なぜお前らが評価者で俺が評価者だと思わない。なぜ自らが常に評価する立場だと考え続ける? 傲慢だな。だから、殺した」
「この裏切り者め!」
「お前らが先に俺が嫌いだとかそういう理由で裏切ろうとしていたんだろう。たかだか、大勢がそのように思っているとかそんな理由で裏切りを正当化しているだけだ。そして、同時に舐めている。俺はそのような動きに気付かず、そして反撃をしないとでも? それは違うな。確かに、気付かないのは論外だが、逃げることはできた。だが、自分達は迫害してもいいというその傲慢を許してはおけないんだよ。ムカつくやつのためなら自分が少々損なわれてもいい。悪意だ。俺の悪意を舐めすぎている」




