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植物で出来た救世の剣

 

 森の奥、偶然俺はそこにいた。俺の人生にとってはそれは偶然などというものではなく人生の終着と言ったものだったが、そんな俺の絶望も常識も消し飛ばすようにそれはあった。


 植物で出来た剣だ。

 

 それは美しくこの世のものではないかのようだった。ありえないものが存在する恐怖よりも先に俺は惹かれ、ふらふらと近づきそれを引き抜く……宇宙が存在し、全てが存在し、宇宙的美による完全美其のせせかいのかたよりがすうがくてきぱたーんをもってりとごあいうおぢふあおえいうあ…………




 ……俺のやるべきことが分かった。

 それを引き抜いた瞬間、自分はしなければいけない使命というのを知った。この世界は異世界の侵略者に襲われている。侵略者は時が来るまで誰にも気付かれず準備ができた時開花する。そして開花した瞬間……この世界は終わる。


 だが、俺だけがその滅亡を覆す事ができる。この剣で。この救世の剣も単に不完全な成長をした異世界の侵略者に過ぎない。たまたま世界を滅ぼすべき侵略者が不完全に成長し、そこにたまたま俺がここにきだけだ。俺だったというのに何も意味がない、


 だがやるしかない。なぜならこの世に運命などないからだ。単にやったらしにやらなかったら死ぬというだけだ。自分だけにかかる補正などない、少しでも失敗したら死に、それだけで世界が滅ぶ。

 

 俺は剣を救世の剣を強く握りしめ世界を救うことを誓った。

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