ゾンビ物の終盤
「好きな人っていますか?」
「はあ、あなたにいう義理なんてないんですけど。そんなくだらないこと言っている暇があるんなら、少しでも物資を探して来たら。もう何日もまともな食事取れていないんですけど」
「もうここらは殆ど探しましたよ、探しても無駄になるだけです。生きながらえたいなら、今ある物資をもって旅に出るしかないですね。旅に出た先に何もなければそれでおしまいですが」
「はあ~、全く頑張ってここまで生きてきたけど、もうおしまいかあ。しかも、最後があんたなんかと一緒だなんてね」
「私はあなたと一緒で悪くなかったですよ。貴方は口は悪いですが、困っている時は愚痴を言いながら助けてくれましたし・・・・・他の人と違って、お終いだからと暴力を奮ったりしませんでしたからね」
「はあ、私がそんなことする人物だと思っていたの、最後だからって私がそんなかっこ悪い事するわけないでしょ」
「そういう誇り高い所・・・・ずっと好きでしたよ。さて、資料を探って少しでも食料がある確率が高い方面に向かうとしますか。食料を詰めるだけ詰めたら行くことに行くことにしましょう」
「もう、分かったわよ。・・さっきはああいったけど、最後があなたと一緒でまあまあ悪くないと思っているわ。・・準備が終わったらさっさと行くわよ!」