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建前の価値


「最近、建前というのが分かってきた」


「どういう意味です?」


「例えば、この会社のために頑張りますと就活で言うとする。本音ではお金があればいいのだとしても。しかし、本音がどうであれ、そういう方向性で働いて会社のために動いているのならばいい。少し変な言い方だが『狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり』みたいなことだろう」


「……確かにそうですね。そもそも、人の内心まで強要するのも良くない事ですし、人それぞれ考えを持ちます。でも、それをそのまま無作法に自由にさせるんじゃなくて建前という方向性で縛る。だから、個人が組織と全く別のことを考えていても全体が無意味という事にならない。だって、それぞれのベクトルが相殺しあって、おおよそそっちの方向に動いているんだから」


「この研究室も全部社会利益のためと言っているが、それぞれが好き勝手したいことを研究しているみたいな事だな」


「……それは、言わない方がいいですよ」


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