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人類を絶滅を目論む魔王


「なぜ、お前は人類を絶滅させようとする!」


「なぜって……正直もう理由はないんだよね、危険だから絶滅させようとしたら意外に強くて、これは絶滅させようとしたのは間違いなんじゃないかと思ったよ。でも一度やったら仕方ないからズルズルいってる」


「……なら、和解しようという気持ちはあるのか」


「勇者本気ですか!?」


「和解? いやあ、無理でしょ、和解には相手を思いやる心が必要。いや、君たちじゃなくて僕のほうね。さっきの話で気付いた? 思ったより難しい事で後悔したとはいったけど、君たちを殺して後悔したとは言っていないよね? もちろん、君たちの中にも似たような人がいて、契約で共存しているのは知っているよ。でも、僕は強いからね、やっぱり契約だけでは縛れないでしょ」


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