表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
734/905

言い訳


「最後になにか言うことは? 言い訳しないのですか」


 奴らは光り輝く姿で淡々と呟く。


「……泣き言は嫌いなんだ。『自分のほうが正しいから負けるなんて間違っている』なんて、笑えるだろう? 政治的な戦いによって俺が負けた……くそっ! 正直、お前らのことは大嫌いだが……」


「潔いのですね」


 奴らの表情に変化はない……だが、俺には分かっている奴らは機械じゃない。裏には信念、信仰、盲信が満ちて存在している。


「……はぁぁ、信念だけで生きると目が盲いる」


「それは私達を否定しているのですか?」


「はっ、お前らは負けたら最後まで認めないだろう。その分俺の方が上だ」


「それが言い訳なのでは」


 ……っつ!


「……お前らなんかに負けるなんて」


「私達が正しかったから勝った。貴方は間違っていたから負けた。それだけでしょう」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ