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VS殺人ロボットGK-89


 殺人ロボットGK-89に俺は勝てないだろう。だが、どんなに勝ち目がなくても戦わなければ0だ。走らずにはいられない! 動かずにはいられない!


 そんな行動を嘲笑うかのように奴は100m先からFGM-148 ジャベリンを撃つ。


「ロックシールド!」


 俺は足元にロックシールドを発生させ飛ぶ。Gの急激な変化が俺の意識を揺らす。だが、そのおかげでシャベリンを躱すことが出来た。


 ……しかし、奴は空を飛んだ俺の方を向き、次弾の発射準備に入っている。一秒後に俺は微塵となる……分かっていた。だが、勝ち目が少しでも有るのなら! そう、心で叫び、どうにか避けれないか考え始める。そんな時、脳内に声が響く。


──少しもねえよ。


 冷たく皮肉屋の声……そして、頼もしい仲間の声。


──だが、俺が手を貸せば奇跡は起きるかもな。


 炎の矢が奴を襲う。それは牽制にしかならないが、俺を狙うミサイルの照準がズレた。やつのミサイルには誘導機能があるが、この距離で小さい目標には当てきれない! 避けて見せる!!


 ……奴のミサイルをぎりぎり避けて奴が目の前に存在する。これで! 


「分解!」


 俺が墜落する瞬間、奴が分解されていく姿が見える……良かった、これで。




 ボンッ!!


「ぐぁっ!」


 俺は地面を転がり続ける。


「な、なにが!」


「全く、後先考えねえやつだな。俺が爆風で落下速度を抑えなかったら死んでたぜ……おめでとさん。お前の勝利だ」



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